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 ◇第98回全国選抜高校野球大会第5日 1回戦 東北(宮城)5―1帝京長岡(新潟)(2026年3月23日 甲子園)

 3年ぶり21回目出場の東北が投打をかみ合わせ5―1で春夏通じて甲子園初出場の帝京長岡(新潟)を下し、22年ぶりのセンバツでの白星を手にした。夏を含めても17年ぶりの甲子園勝利となった。

 初回2死満塁から梅田昊青(3年)、三浦毅大(3年)の2者連続押し出し四球で2点を先取。2回には、松本叶大(3年)の左犠飛、進藤翔愛(3年)の右前適時打で2点を加点した。7回1死一、三塁からはエンドランを仕掛け、佐藤良洸(3年)の三ゴロで追加点を挙げた。

 投げては、公式戦初先発の背番号17の左腕・金沢龍希(3年)がチェンジアップを駆使し、打たせて取る投球で5回を3安打1失点。6回からは背番号18の右腕・市川翔央(3年)、背番号10の右腕・狩野哲平(3年)、背番号11の石崎隼(2年)とつないでリードを守り切った。

 センバツの勝利は、当時、3年生だったダルビッシュ有投手(現パドレス)を擁して8強入りした04年以来で、我妻敏監督(43)は試合後、「長かったですかね、でもあっという間のような気もしますし、本当にこの勝利というのは、また新しい東北高校の歴史を動かす1勝じゃないかなと考えています」としみじみ。

 そして「好投手の工藤君でしたので連打は期待できないと準備の段階から足を絡めていくぞということを言っていたので、監督の采配ミスで走者をアウトにしてしまう部分はあったんですけれども、これは練習でやってきたことなので仕方ないと割り切って、それでもいくぞということを伝えていました」と言い、「主導権を握りたいと思っていたので序盤の4点も大きかったですけれども、追加点をどうやって取るかに集中しました」と振り返った。7回1死一、三塁からのエンドランでの追加点には「普段から練習でやってきていることなので、その通りに決めてくれた佐藤、ランナーも練習通りにできたというところがよかったと思う」と話した。

 また、公式戦初先発の金沢については「ここのところずっと1番安定していて、ものおじせずに投げてくれると期待していた。その中で5回まで1失点に抑えてくれたということは100点満点の投球だったと思います」と話し、6回以降の継投は想定通りだったとし「和泉だけ投げさせられなかったんですが、うちは継投で勝ち上がってきているので、できるだけ多くん投手に経験させたいという思いはありました」と明かした。次戦に向けては「私たちのこの野球部だけでなく学校の協力や歴史あるOBの方々の協力を物凄く感じて野球をやらせていただいているので、みんなでまた喜びを共有できるように次も全力で頑張りたい」と意気込んでいた。