アクロバティックな妖怪の正体は美少女! 塀を登っていた理由は何!?


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神社、仏閣、石仏…民俗にあふれる門前町。最近、この町に住む小学生の間で広がっているのは、背が高くて髪が長いアクロバティックな女の妖怪の噂。小学生のケーゴが友人と下校していると、目の前に現れたのはまさに噂通りの女の妖怪!? 恐る恐る近づくと、体にしがみつかれて身動きが取れない! そして耳元でささやく女の声をよく聞いてみると――。

Jホラーの影響を受けすぎた超怖がりな帰国子女と彼女を放っておけない少年が繰り広げる、笑って萌えて詳しくなれる民俗学入門ラブコメ 『三原ソフィアは怖ガール』を10回連載でお送りします。今回は第3回です。

※本記事は著/笹倉 綾人、監修/幣束の書籍『三原ソフィアは怖ガール』から一部抜粋・編集しました。

あの...ひとつ質問いいですか?


なんであんなトコ登ろうとしてたんですか?


あの邪神から逃げてました...!!


だから私とても怖くて...


やさしい仏様だって姉ちゃんが言ってました


馬頭観音っていう馬の守り神様です


本当!ウマです!


馬頭観音は馬だけじゃなくて俺たち人間のことも守ってくれてるんだ


でも具体的に何から私たちを守ってくれますか?


みんなが辛くて悲しい気持ちになるもの全部...かな


全部なんとかしようと気を張ってたらああいう厳しい表情になっちゃったんじゃないかな


それってすごくもったいないよな


私...知らなくてひどいこと言いました


な、泣かないで


著=笹倉 綾人、監修=幣束/『三原ソフィアは怖ガール』