自閉症を支援する団体の協力を受け、新しいバービーが誕生
大手米玩具メーカー「マテル」より、自閉スペクトラム症(自閉症)のバービー人形が登場しました。これまでに、車いす、白斑、ダウン症、糖尿病、補聴器をつけたバービーなどもつくられています。
バービー人形がデビューしたのは1959年のこと。ティーンファッションモデルとしてキャリアをスタートし、これまで俳優や医師、専業主婦、サッカー選手、宇宙飛行士、大統領などあらゆる職業や肩書きをこなしてきました。
時代の変化とともに、シスジェンダーの白人女性だけでなく、さまざまな髪や肌の色、体型、障害のあるバービーなどがつくられるように。そして2026年1月、バービー・ファッショニスタコレクションに登場したのが自閉症のバービーです。
自閉症の特性を反映したアクセサリーや目線
このバービー人形は、非営利団体「自閉症セルフ・アドボカシー・ネットワーク(ASAN)」の協力を受け、18 か月以上をかけて開発されました。
身につけているのは、感覚過敏に配慮したAラインのワンピースと、紫のフラットシューズ。感覚過負荷を軽減するためのピンクのノイズキャンセリングヘッドホンを装着しています。手に持っているのは、実際に回るピンクのハンドスピナーと、コミュニケーションをサポートする「AAC(拡大代替コミュニケーション)」と呼ばれるピンクのタブレットです。
また、直視を避けることがあるという自閉症の特徴を反映し、視線は少し横にそれるようにデザインされています。
このバービー人形は、肘と手首の関節が動くようになっていますが、これは自閉症の方が感覚情報を処理したり興奮を表現したりするために使う、スティミング(反復行動)や、手をひらひらさせるなどのハンドジェスチャーを再現するためのものです。
なお発売に際し、マテル社は自閉症の子供たちを支援する小児病院に1,000体以上の人形を寄付することも発表しています。
Source: Mattel

