失くしたハンマーを金属探知機で探していた男性、古代ローマの財宝を発見する
経済的不安から、「宝くじ当たらないかなー」とか「どっかに大金おこっちてないかなー」なんてどうしようもない妄想を繰り返す日々。
無駄だとわかっていつつも、過去には本当にとんでもないお宝を発見しちゃった人がいるんだから、夢を見ちゃうんですよね。
たとえば、1992年のイギリス・サフォーク州ホクスンでは、畑で失くしたハンマーを探していた男性が、思いがけず古代ローマの財宝を探し当てちゃったんですって。IFLSが伝えています。
金属探知機が見つけたのは財宝
農家のピーター・ワトリングさんは、畑仕事の最中に大切にしていたハンマーを失くしてしまいました。そこで、友人のエリック・ロウズさんに声をかけてハンマー探しを手伝ってもらうことにしたんです。というのも、ロウズさんは金属探知機を持っていたから。
そして、金属探知機で畑を調べていたところ、激しい反応が。掘ってみたら、古代ローマ時代の硬貨や銀のスプーン、金の装身具が出てきたんですって。
ロウズさんは警察と考古学当局に報告し、調査を任せることにしました。その後、専門家による調査で、この発見は「ホクスン・ホード」と名付けられ、イギリス史上でも屈指の重要な考古学的発見だと判明します。
見つかった遺物は、1万5000枚を超える硬貨を中心に、銀製の器や金のアクセサリー、さらにはスプーンや身だしなみ用品まで含まれていました。
しかも、それらは無造作に埋まっていたわけではありません。木製の箱の中に整理され、藁や布で丁寧に包まれていた痕跡が残っていました。誰かが意図的に、大切なものとして地中に隠した財宝だったことがわかっています。
誰が、どんな理由で埋めたのかは謎ですが、戦乱や混乱の中で得られた略奪の戦利品だった可能性も指摘されています。守るために隠されたのか、それとも奪った側が持ちきれずに埋めたのか。いずれにせよ、この財宝が置き去りにされた背景には、当時の不安定な社会状況が色濃く影を落としていそうです。
ハンマーの代わりに莫大な富を手に入れた
翌1993年、この財宝は正式に「トレジャー・トローブ」、つまり意図的に隠された後に持ち主に回収されなかった貴重品として認定されました。トレジャー・トローブに認定されるとは国の所有となり、博物館が市場価格で買い取る権利を持ちます。そして、その代金は発見者と土地所有者に報奨金として支払われることになっています。今回のケースで支払われたのは175万ポンド(今の価値だと約10億円)になったんだとか。す、すごい……!
ちなみに、肝心のハンマーは最後まで見つからなかったそうです。まぁ、そのお金があれば新しいハンマーは買えますよね。
なお、私はこの記事を書きながら、「『金田一少年の事件簿』に影響されて買ったダウジングを今一度真剣に練習した方がいいな」と思いました。買ってもいない宝くじに希望を託すより、はるかに現実的なような気がしています。

GIZMODO テック秘伝の書
Source: IFLS
