株探編集長が選ぶ「24年トップ特集10+3」 <新春特別企画>
2025年がスタートした。4月には満を持して大阪・関西万博が開幕し、55年ぶりの「世界の国からこんにちは」となる。今年は巳年だが、果たして相場格言の「辰巳天井」の如(ごと)く高値をつけに行くのだろうか。トランプ米次期政権の誕生が近づき、波乱ムードが高まるなか新しい年が始まった。
昨年は、米国の政策金利の行方に一喜一憂しながらも、2月に日経平均株価は終値で過去最高値を更新して「失われた30年」をついに奪還。3月には終値で4万円大台乗せを果たした。しかし、8月には歴史的な暴落を経験することになり、まさに波乱相場を絵に描いたような展開となった。政治に目を転じれば、石破政権が誕生するも総選挙で大敗し少数与党に転落。政権基盤のぜい弱さが大きな課題に。一方、米国では「もしトラ」転じ「ほぼトラ」に、そしてついにはトランプ氏が大統領に返り咲くことになった。今月には、いよいよトランプ政権が発足し、新たな世界秩序の構築が始まることになる。
「株探トップ特集」取材班は、マーケットに潜む材料を雨の日も風の日も懸命に追い続けた。タイムリーな市場動向を伝えるべく日夜取材を続け、2024年は246本のトップ特集を配信した。新年相場を迎えるにあたり、さまざまな出来事があった1年を振り返り、株探編集長が特に印象深かった「トップ特集」を10本紹介する。加えて、同特集のなかでも出世株のヒントが満載で好評だった“銘柄を厳選した記事”を3本再録する。これらは昨年のトップ特集の精華でもあり、これから臨む新たな年の投資アイデア、ヒントを探るためにも、是非ご一読いただければ幸甚だ。
●人類最後のフロンティア、株高軌道に乗る「宇宙関連」大望株リスト (2024年1月30日)
昨年、株式市場で一気に注目を集めたのが「宇宙関連株」で、これを先取りした記事。大型基幹ロケット「H2A」の後継機である「H3」の打ち上げを3回連続で成功させるなど、日本勢の躍進は目覚ましい。日本も参画する米国主導の「アルテミス計画」では、約半世紀ぶりとなる人類の月面着陸を目指しており、折に触れて株価を刺激することになりそうだ。
なお宇宙関連は、5月に「宇宙関連に熱視線再び、アストロS上場接近でテーマ株躍動の予感」でも取りあげている。
●進撃のトランプ、現実味帯びる「もしトラ」でざわめき立つ関連株 (2024年2月5日)
当時、トランプ氏の返り咲きについては依然として懐疑的なムードが強かったが、「もしかして大統領になったら」のケースを想定し、好影響を受ける関連銘柄を探った。「予想通り?」と言うべきか、同氏の当選が濃厚になるなか、取り上げた関連銘柄の多くが上昇することになった。今月20日、トランプ氏が大統領に就任するが、予測不可能な行動を取る同氏だけに、ここからの4年間は目が離せない。
●「失われた30年」ついに奪還、雄叫び上げる「高額消費」関連株 (2024年2月26日)
日経平均株価は2月22日、3万8915円87銭を上抜き、悲願だった約34年ぶりとなる史上最高値更新を果たした。こうしたなか、保有株の株価上昇で金融資産が増加し、高額消費への支出を促すことになるとの見方が出ていると指摘。株高がポジティブに働く可能性があるとして着目した百貨店株などは、その後、更に上値を追うことになった。
●ニッポン全国半導体祭り、春爛漫の“津々浦々”株高ハンティング (2024年4月15日)
日本列島が半導体工場の新設・増設、そして再開で沸いている。半導体受託生産で世界トップの台湾積体電路製造(TSMC) の進出で盛り上がる熊本県や、先端半導体の量産を目指すラピダスが熱い視線を集める北海道にとどまらず、日本各地で半導体工場を巡る動きが活発化し、地域経済の活性化にも一役買っている。「シリコンアイランド・ニッポン」の復活に迫った。

