美容院に行く前に知りたい3つのこと。いい美容師の見つけ方、失敗しないオーダー術
すっかり暑くなり、髪型を変えたいと思っている人も多いのでは? けれど、思っていた髪型にならなかったり、美容院での立ち振る舞いに悩むことも。そこで、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さんが教えてくれた、美容院にまつわる情報やオーダーのコツをまとめて紹介します。
新しい土地で「いい美容院」の探し方

さとゆみ:この時季に、友達や読者さんからよく聞かれる質問があるんですよね。
八木ちゃん:どんな質問ですか?
さとゆみ:「知り合いのいない土地に引っ越したのですが、どうやって美容院を見つけたらいいですか?」という質問です
八木ちゃん:あああああ。わかります。春は、住む環境が変わるタイミングですよね。
さとゆみ:八木ちゃんだったら、どんなアドバイスをしますか?
●通っていた美容師に聞く

八木ちゃん:まず、それまで通っていた美容師に聞くというのがおすすめです。
さとゆみ:たしかに、それは良い手ですよね。美容師さんって、意外と全国に知り合いの美容師さんがいますよね。
八木ちゃん:以前一緒に働いていた仲間が地元に戻って独立したとか、専門学校時代の知り合いがその方の土地にいるとか、ですね。
それ以外にも、美容師同士のつながりがあるので、その地域で活躍している美容師さんや評判の良い美容院の存在を知っていることも多いです。
さとゆみ:今通っている美容師さんであれば、好みのテイストもわかってくれているし、安心ですよね。でも、次の美容師さんについて相談するのが気まずいという人もいると思うのですが。
八木ちゃん:住む場所が変わってしまって、それまでの美容院に来られなくなるのは仕方のないことなので、気まずく思っていただく必要はないです。逆に、新しい場所でも安心して通える美容院を探すお手伝いができるなら、うれしいことです。
髪を伸ばしたいときも美容院にいったほうがいい理由
さとゆみ:最近よく、伸ばしかけをどう乗り切ればいいかという質問をされます。
八木ちゃん:髪を伸ばしたい気分でも、「伸ばしかけ」の時期が乗り切れず、結局切ってしまったという話、よく聞きます。

さとゆみ:伸ばしている最中って、どうしてもハサミを入れたくないって思っちゃうんですけれど、でも、それだともっさもさになったりしますよね。
八木ちゃん:そうなんです。なので、伸ばしているときでも、美容院で毛量の調整などだけでもしておくと、ストレスなく伸ばせますよ。あと、これはぜひお伝えしたいのですが、美容院って必ずしもカットしなくてもいいんですよ。
さとゆみ:というと?
八木ちゃん:髪は伸ばしているから切りたくないけれど、カラーはしたいとかあるじゃないですか。そういうときに、「美容院にいくのに、カットしないなんて申し訳ない」とか、思わなくて大丈夫ですということです。
さとゆみ:なるほど。たしかに、そういう声、聞いたことあります。
八木ちゃん:お寿司屋さんに行って、寿司を注文しないと気まずいとか、あるじゃないですか。でも、美容院でカットしないのは、そこまで気にしなくていいです。
さとゆみ:そのたとえ…(笑)。

八木ちゃん:全体の長さは変えたくないけれど、前髪だけ気になるというときは、前髪だけカットできますか? と聞いてみてください。メニューになくても、対応してくれる美容院が多いと思います。
●家ではドライヤーの方向とブラシの入れ方に注意!
さとゆみ:髪を伸ばしている最中に、家で気をつけるべきことはどんなことですか?
八木ちゃん:髪をキレイに伸ばしていくのに大事なのは、ドライヤーの方向と、ブラシの入れ方ですね。
さとゆみ:キューティクルをめくらないように、根元から毛先方向に向かって風をあてることですよね。
八木ちゃん:それに加えて、今回お伝えしたいのは、ブラシの使い方。髪を伸ばしている最中に切れ毛や枝毛ができてしまう人って、ブラッシングで髪を傷めてしまっていることが多いんです。

八木ちゃん:クシを根元から毛先まで一気に通そうとすると、途中でからまったりして、切れ毛の原因になったりしやすいんですよね。
さとゆみ:たしかに。長年、髪が短かった人に多いのだけれど、長くなった髪に対して慣れていないから、ヘアケアの方法が間違っていること、結構ありますよね。
八木ちゃん:髪にからまりがあるときは、無理に一気にクシを通さずに、毛先のほうのからまりを優しくほぐすようにしてくださいね。

美容院で失敗しないために。最初に伝えるべきこと
さとゆみ:まず、「髪型を決めるときに、なにを伝えればいいか」問題! 最初に思いつくのは、長さだけれど…。
●長さを伝えるときは「センチ」でなくイメージで
八木ちゃん:そうですね。たとえば、結べる長さは残してほしいというようなオーダーはわかりやすくていいです。ただ、3センチ切ってくださいとか、5センチ切ってくださいというのは、あまりおすすめしません。
さとゆみ:それはどうしてですか?
八木ちゃん:お客さまがイメージしている長さと、実際の長さって、意外とズレていることが多いんですよ。「3センチ切ると、これくらいの長さになりますよ」と写真をお見せすると、驚かれることもあります。
さとゆみ:なるほど。あるあるですね。
八木ちゃん:それに、頭って立体なんですよね。だから、同じ3センチカットするのだとしても、元の髪型によっては、ものすごく短く切られた風になったり、その逆だったりすることもあります。
さとゆみ:では、「今の長さから○センチ切ってほしい」というよりは、仕上がりのイメージで話した方がいいんですね。
八木ちゃん:はい。実際にヘアスタイル写真を見ながら話すとズレがないと思います。
<写真を持ち込むのがおすすめ!>

さとゆみ:ヘアスタイル写真の話が出ましたが、やっぱり、事前に用意していった方がいい?
八木ちゃん:写真の持ち込みは大歓迎です。お客さまのなりたいイメージもわかります。ポイントは、以前の記事でも紹介していますが、3枚以上持っていくことですね。そうすると、「こんな雰囲気がお好きな方なんだ」とか「このウェーブ感が気に入ってらっしゃるのかな」などが、わかります。
さとゆみ:よく年配の方から聞くのは、「ヘアカタログを見ても、若い人の髪型ばかりでイメージがしにくい」という声ですが。
八木ちゃん:ヘアスタイルの写真は、ヘアカタログのものじゃなくていいですよ。ファッション誌のファッションページで選んでくださってもいいですし、お好きな女優さんの画像でもいいですし、テレビ画面を撮影したようなものでも大丈夫です。
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