大胆イメチェン トヨタ・ハイラックス、流麗なキャブコンに変身 ジャパンキャンピングカーショー2023
ダイレクトカーズ 新ジャンルに挑戦執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)
オリジナルブランドでのキャンピングカーを製造しているダイレクトカーズ。
【画像】ハイラックスのキャンピングカー2台 細部まで見る【カーゴも登場】 全64枚
これまでも、「アマホ」や「ダルヴィ」など、さまざまなキャンパーを仕立ててきたが、今回のショーでは、ブランニューモデルをアンヴェールして初公開。それが、「BR75(およびBR75-C)」だ。

ダイレクトカーズ・ハイラックスBR75-G(ベース車:Z-GRスポーツ) AUTOCAR JAPAN
BR75のベース車両は、トヨタ・ハイラックスのダブルキャブ。
「おとなの秘密基地」をコンセプトに、キャビンから後ろの荷台部分にキャンピングカーとしてのキャビンを架装したモデルだ。
ダイレクトカーズ メディア事業部の水野昇馬氏によれば、いままでのキャブコンやバンコンなどとは違う「SUVアドベンチャー・キャンパー」と呼ぶ、新しいカテゴリーのキャンピングカーだという。
もともと、ピックアップとしてはスタイリッシュなハイラックスのデザインを活かしつつ、リアのキャビン部分は「取ってくっつけた」印象はまったくなく、流れるようなシルエットを実現している。
とにかくカッコよく そして実用的に
しかもキャビンのルーフはポップアップ式を採用している。
リアゲートは大きく上方に開き、またキャビン左側にもドアが備わっているので、荷物の出し入れなども楽だ。

ダイレクトカーズ・ハイラックスBR75-G(ベース車:Z-GRスポーツ) AUTOCAR JAPAN
ダイレクトカーズとしては、とにかく「カッコいいキャンピングカー」を作りたかったので、デザイン重視でこのBR75を作り上げたという。
実際、そのスタイリングはなかなか流麗で、しかもスタイルだけでなく実用性もキチンと兼ね備えている。
ちなみにボディサイズは、全長5750×全幅1880×2550mmと、全長・全高ともに大幅に拡大されている。
内装は? シートからキャビンへ
インテリアは、ベース車のリアシートからキャビンへの移動も可能になっている。
もちろんシートはそのままだから、5人フル乗車も問題ない。キャビン内はブラックとブラウン系のカラーで統一され、メタルもアクセントに用いられ、「秘密基地」っぽいイメージで仕上げられている。

乗車定員5人、就寝定員4人〜というパッケージ。ルーフにはポップアップ構造を採用している。 AUTOCAR JAPAN
キャンピングカーとしての装備は、バンクベッドや家庭用エアコン、リチウムイオンバッテリーなどを標準装備。おとな4人が就寝可能で、快適な室内環境が得られるスペースが備わっている。
なんといってもベース車両のハイラックスは、2.4Lのディーゼルターボを搭載した4WDだから、悪路走破性はピカイチ。
その気になれば、これで雪山まで走りに行き、そのまま車内でキャンプ……なんてこともできるし、リモートワーク用の移動手段兼オフィスとしても使える。
価格/トレーラーについて
会場には2台のBR75が展示されたが、ベージュは「GRスポーツ」、グリーンは「Z」をベースにしたもので、税込みの車両価格はそれぞれ1098万円と1245万円となっている(いずれもオプションは含まない)。
なお、BR75の発売に合わせて、そのスタイリングに合わせたカーゴトレーラー「BR75-C」も参考出品された。

こちらは、ハイラックスBR75-Z(グリーンの車体)のリアゲートを開いたところ。ベース車はハイラックスZだ。 AUTOCAR JAPAN
これはBR75を製作する際にベース車両から取り外した荷台部分をリユースしてトレーラーにしたものだ。
前出の水野氏によれば、この夏には発売を予定しているという。ただし、牽引車両になるのでナンバープレートを取得する必要がある。
ダイレクトカーズでは、この「SUVアドベンチャー・キャンパー」のシリーズを、いずれは他のSUVをベースに開発していきたいと考えている。
おとな4人が乗ってラフロードも走れるキャンピングカー。いままでにないジャンルだけに、けっこう人気を集めるかもしれない。
