【2022年最新版】ハッチバック人気おすすめ車種10選!メリット・デメリットも
ハッチバックとはどんな車?
「ハッチバック」と呼ばれる車に決められた定義はありませんが、一般的には「車のキャビン(車室)後端へ、リヤガラスごと開閉するような開口部が大きいリヤハッチ(テールゲート)を持つ、コンパクトカー」を、そう呼ぶ場合が多いです。
小さい車なら前席に1~2名乗車をメインとしたパーソナルユース(個人用途)、大きな車なら後席と合わせ3~5名は快適に座れるファミリーカーも含みます。ラゲッジ(荷室)は最低限、ただし1~2名乗車と割り切れば、後席を倒して大きな荷物も積める車です。
ボディ形状はボンネットとキャビン、2つの箱型による「2BOX車」ですが、リヤハッチではなく独立トランク式の車は別です。
■ステーションワゴンやミニバン、トールワゴン、クーペ、SUVとの違いは?
リヤハッチを持つ車は他にもありますが、広くて長いラゲッジを持つ「ステーションワゴン」や「ライトバン(ボンネットバン)」、3列以上のシートを設けた「ミニバン」は、コンパクトカーサイズでも別ジャンル扱いとなります。
また、高さ方向に余裕を持たせて広い車内空間を持つ「トールワゴン」や「スーパーハイトワゴン」、最低地上高に余裕を持たせた「SUV」も、ハッチバック車とは呼びません。
低く寝かせたリヤハッチを持つ2ドアクーペや4ドアクーペのように、実質3ドア/5ドアな車も、「リアハッチつきファストバッククーペ」として区別されます。
境目が曖昧な例外もありますが、ハッチバック車とは案外狭いジャンルの車を指すのです。
■昔はワゴンを名乗るハッチバックもあった
「ハッチバックなのか曖昧な例」は、1990年代RVブームで販売された車が代表的です。
マツダ ファミリアS-ワゴンのような「自称ステーションワゴン」、あるいは日産 パルサーセリエS-RV / ルキノS-RVのように、現在でいうクロスオーバー的な5ドアハッチバック車があります。
このような例外が生じたのは、かつての日本では「5ドア車はステーションワゴン含め、ライトバンみたいで貧乏くさい」イメージが強く、現在の視点で見れば実用性の低い3ドアハッチバックが好まれていたためです。
しかしRVブームに乗れば5ドアでも売れる!というわけで、5ドアハッチバック車にワゴンやRVを名乗らせていました。
ハッチバックのメリット・デメリット
■メリット
後ろに長い独立トランクを持つセダンや、キャビン後部に長い荷室を持つステーションワゴンより軽くて車体重心から遠くの重量物が少なく、軽快な走りや燃費の良さが光ります。
トールワゴンほど高さ方向の余裕はないものの、「よく履き慣れた靴」のような実用性や安心感も魅力です。
■デメリット
ハッチバックというより「小さい車」ならではのデメリットが目立ちますが、特に問題なのはボディ剛性や安全性の部分で、メーカー各社による工夫のしどころです。
ハッチバックはこんな人におすすめ!
■1~2人で車に乗ることが多い人
もっともハッチバック車らしい使い方は、普段乗るのは前席に1~2名、後席は乗せようと思えば乗れる程度と割り切りることです。
普段はちょっと手を伸ばして取りたいものを置いたり、後席を倒して荷物をたくさん積める、それでいて軽快な車というメリットを最大限発揮。
また、強力なエンジンを搭載した車なら、スポーティな走りを手軽に楽しめる「ホットハッチ」としての魅力も捨てがたいものがあります。
■安価なファミリーカーを探している人
ちょっと大きめで、後席にも十分な余裕があるなら、安価なファミリーカーとしても実用的なハッチバック車もあります。
荷室は最低限なので、定員乗車で大荷物が必要な旅行に出かけたり、ベビーカーが必要な幼児のいる家庭向きではありませんが、他にミニバンやSUV、ステーションワゴンなどを所有した上でのサブ的なファミリーカーとしては十分です。
■荷物の少ない職種のビジネスマン
ライトバンやステーションワゴンほどの荷室は必要としないものの、いざとなればセダンよりかさばる荷物が積めて快適性は同等、経済性の高いビジネスカーとしてもハッチバック車は向いています。
特に外回りの営業では軽快なフットワークが好まれますし、高速長距離移動にも十分な走行性能があり、多人数乗車や大量の荷物を積まない事業者では安価なハッチバック車に切り替える例も。
近年は軽ボンネットバンの需要が少なくなっているようですが、軽やコンパクトカーのハッチバック車需要は尽きません。
国産ハッチバックのおすすめ人気車種5選
■第5位:スズキ アルト/アルトラパン
「スズキ アルト」は、1979年に初代モデルが登場。「使い勝手の良さ」と「運転のしやすさ」を両立したハッチバック・セダンタイプの軽自動車です。
現行型となる9代目は2021年に登場。モデル史上初となる「マイルドハイブリッド」のグレードが加わり、軽自動車ジャンルではトップレベルのWLTCモード燃費27.7km/Lを実現しています。車両本体の価格が100万円を切るグレードも存在しながら、スズキ独自のシステム「スズキ セーフティサポート」を全グレードに標準装備するなど、安全装備も充実。
派生車種に同じハッチバック・セダンタイプの軽自動車「アルトラパン」が存在します。若い女性ユーザーを中心に人気を集めているモデルで、自宅の部屋でくつろぐようなインテリアデザインが好評です。
■第4位:ダイハツ ミライース / ミラトコット
「ダイハツ ミライース」は、ダイハツのラインナップでエントリーモデルに位置するハッチバック・セダンタイプの軽自動車です。
7代にわたり販売されてきたハッチバック・セダンタイプの軽自動車「ミラ」の派生車。源流となったミラが生産終了となったあと、事実上の後継車ともなっています。
無駄を徹底して省き、軽量化による低燃費と軽快な走りで街乗りに適した車です。
また、「ミラトコット」は、ミライースと同等のハッチバック・セダンタイプ軽自動車で、兄弟車にあたります。ミライースと異なり角張ったボックスタイプのスタイリングが特徴で、愛着の沸きやすいデザインが人気を集めている1台です。
■第3位:トヨタ アクア
「トヨタ アクア」は、”次の10年を見据えたコンパクトカー”をテーマに開発されている5ドアハッチバック乗用車です。
アクアは「ハイブリッド仕様専用車」である点を貫き、2011年に登場した初代は約180万台の販売台数を達成しています。
2021年に登場した2代目は、世界で初めて「バイポーラ型ニッケル水素電池」を駆動用バッテリーとして搭載。バッテリーの出力がアップしており、反応が良いスムーズな加速を味わえる車となっています。
■第2位:日産 ノート / ノートオーラ
「日産 ノート」は、2005年に初代、2012年に2代目が登場し、累計で約140万台以上の販売台数を実現したハッチバックタイプのコンパクトカーです。
2020年に登場した3代目は、日産独自の電動パワートレイン「e-POWER」のみにラインナップを絞り、静粛性と力強い加速性能を両立している点が話題となっています。加えて、運転支援技術「プロパイロット」をコンパクトカージャンルで初搭載。高速道路でのドライバーによる運転をサポートして負担を軽減します。
また、2021年には派生車種として「ノートオーラ」が誕生しました。
ノートオーラは、上質なエクステリアデザインと徹底した遮音対策で高級感を施し、3ナンバー枠へ拡大されている上級モデルです。
■第3位:トヨタ ヤリス/GRヤリス/ヤリスクロス
日本国内の自動車販売ランキングで勢いがあり、トヨタを代表する1台となっている「ヤリス」。
1999年に初代が登場。日本では「ヴィッツ」のネーミングで3代にわたり市販されていましたが、2019年の4代目登場と同時に世界各国で使用されてきたヤリスのネーミングに統一しています。
トヨタによる車づくりの基本が詰まった「TNGA」(Toyota New Global Architecture)の技術を使用。GA-Bプラットフォームによる高剛性なボディは、軽快な走りと低燃費に貢献しています。
派生車種を登場させているのもヤリスの強みです。2020年にはコンパクトクロスオーバーSUVの「ヤリスクロス」、同じく2020年には3ドアハッチバックタイプのスポーツカー「GRヤリス」を登場させています。
外車ハッチバックのおすすめ人気車種5選
■第5位:フィアット 500/500C/500e
「フィアット 500」シリーズは、1930年代に初代が登場した3ドアハッチバックのコンパクトカー。1957年に誕生した2代目は、アニメ「ルパン三世」でも活躍していることでみなさんにはお馴染みではないでしょうか。
半世紀近く経過した2007年に登場した3代目は、FF(フロントエンジン・前輪駆動)レイアウトを採用。900ccと1,200㏄、1,400㏄のエンジンバリエーションを揃えたほか、オープンモデルの「500C」、スポーツタイプの「ABARTH 595」を追加したのも特徴です。
2022年には、フィアット初の電気自動車モデルとして「500e」が登場。コンパクトなリチウムイオンバッテリーを搭載しつつも、約335kmの航続可能距離(WLTCモード)を実現した車です。
■第4位:メルセデス・ベンツAクラス
メルセデス・ベンツのエントリーモデルにあたる「Aクラス」は、2018年に4代目へモデルチェンジ。
初代および2代目はタマゴ型のハイトワゴンタイプの車種でしたが、3代目からはワイド&ローの5ドアハッチバックに生まれ変わっています。
1,400ccの直列4気筒ガソリンターボエンジンに7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせて、軽快な走りを楽しめるハッチバックです。
■第3位:フォルクスワーゲン ポロ
フォルクスワーゲンのエントリーモデルである「ポロ」は、ドイツ本国では1975年から市販されているハッチバックタイプのコンパクトカーです。
2018年に登場した6代目・現行モデルでは、全幅が1,750mmとなったことにより3ナンバーボディへ拡大されています。
近年流行している「ダウンサイジングターボ」を採用しており、1,000ccおよび1,500ccの2種類をラインナップ。1、500cc仕様は150馬力のハイパワーモデルとなっており、貴重なホットハッチモデルともなっているのが特徴です。
■第2位:フォルクスワーゲン ゴルフ
フォルクスワーゲンの代表的なハッチバックモデルなら、「ゴルフ」を真っ先に挙げる人が多いのではないでしょうか。1974年に初代が登場して以降、約半世紀にわたり人気を獲得しています。
2021年に登場した現行型は通算8代目。すぐにゴルフと認識できるスタイリングとしつつも先進技術を多く採用。衝突被害軽減ブレーキなどの安全運転サポート機能の搭載や駆動用モーターとリチウムイオンバッテリーを使用したマイルドハイブリッドシステムを取り入れています。
■第1位:ミニ3ドア/5ドアハッチバック
街中でも扱いやすくて、コンパクトカーかつハッチバックの代表的なモデルがミニ(MINI)ではないでしょうか。漫画・アニメ「シティーハンター」の主人公・冴羽獠(リョウ)が作中で使っていた車としても有名です。
ドイツの大手メーカー、BMWのブランドとなり2001年に誕生した新生ミニは、3ドアおよび5ドアのハッチバックモデルを中心に多彩なモデルを市販しています。
1,500ccおよび2,000ccの排気量、ガソリンやディーゼルなど多彩なエンジン形式をラインナップ。3ドアおよび5ドアをベースとしたハイスペックモデルの「ジョン・クーパーワークス」も用意されるなど、ゴーカートのような軽快な走りを楽しめる車です。
ハッチバックも今後は電動車が増える
コンパクトなボディサイズゆえに、トヨタを除けば性能や価格が現実的な電動化モデルがなかなか現れなかったハッチバック車。
しかし販売する全ての新車に何らかの電動化が求められる2030年代に向け、今後は最低でもマイルドハイブリッドという車が増えてきます。
EVやフルハイブリッドのハッチバック車も続々と出そうですが、ハッチバック車のよさは小さくても高い実用性を、安価に実現しているところにあるため、「昔ながらの純エンジン車」が最後まで残るジャンルのひとつかもしれません。
しばらくの間は、少々高価でも最先端の車から、ちょっと古めかしいながらも安く使いやすい車まで、幅広い選択肢の中から選ぶ事ができそうなのも、ハッチバック車の魅力です。
