Nintendo Switch
Andrew Kelly / reuters

米司法省は、米連邦裁判所がNintendo Switchハッキングデバイスを開発・販売していた組織のボスとされる人物に対して、懲役40ヶ月の判決を言い渡したと発表しました。

被告はカナダ人のGary Bowserですが、Bowserとはスーパーマリオでお馴染みのキャラクター・クッパの英語名で、米任天堂社長のDoug Bowser氏とも同じ名前であり、混同しないように気をつけたいところです。

この裁判は「世界で最も悪名高いビデオゲーム海賊団体の1つ」とされるTeam-Xecuter(別名TX)の首謀者らが2020年に逮捕されたことを受けてのものです。TXは「ユーザーが海賊版ROMをプレイすることを可能にするための回避装置として設計された」様々な製品を設計し、販売していたとされています

TXのメンバーは全世界に散らばっていましたが、国際的な包囲網が展開され、Bowserはドミニカ共和国で逮捕されました。

その1年後、Bowserは著作権侵害の民事裁判にて任天堂に1000万ドルの賠償金を支払うことに合意して和解。ほか米司法省に起訴された刑事訴訟では任天堂に対して450万ドルの支払いが命じられており、合計で1450万ドル(約16億8000万円)もの支払いを背負うことになりました。

Bowserは上記の刑事訴訟では最大10年の懲役刑になる可能性がありましたが、捜査に協力的な姿勢に転じたこともあり、3年と数ヶ月に減刑されたと思われます。

司法省によると、Team Xecuterの海賊版商法のためにビデオゲーム会社は6500万ドル(約75億円)以上の損失を被ったとのことです。国土安全保障省とFBIは現在もBowserの共犯者を逮捕すべく活動中であり、まだまだ逮捕者が出るのかもしれません。

米任天堂は海賊版ROMデータ配布サイトに勝訴した後、サイト運営者が月額50ドルの賠償金(3500年分割)を支払わないために新たな訴訟を起こしていました。ゲームの著作権侵害が犯罪者にとって割が合わなくなり、海賊版ビジネスが撲滅されることを祈りたいところです。

Source:U.S. Department of Justice