Razer Zephyr mask / wearable air purifier
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ゲーミング機器のRazerが1677万色に光るマスク Razer Zephyr を発売し、即日完売しました。

Zephyr は「ゲーミングマスク」「スマートマスク」として話題になったコンセプト Project Hazel を実際に商品化した製品。

大きなデュアル電動吸気ファンにN95級の交換式フィルタでマスクとしての性能と快適性を高めたほか、口元は透明素材と内部LED照明で表情を伝えやすく、外側のRGBライトは1677万色からカスタマイズして個性を表現できるとうたいます。

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CES 2021で発表したコンセプト Project Hazel は、マイクとアンプを内蔵してマスク着用時でも会話によるコミュニケーションを助ける機能を含んでいましたが、商品化にあたり実用性と購入しやすい価格を重視したという Zephyr では残念ながら削除。

ソーシャルコミュニケーションのための仕様・機能としては透明な口元(曇り止め処理と同梱の曇り止めスプレー)、顔を照らすLED、そして色とパターンで表現する外向きの Chroma RGB LEDライトになりました。

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そのほかの仕様は、柔らかく密閉性の高い医療用グレード シリコーン素材によるフェイスシール、後頭部に上下二つのバンドを回す着用方法、吸気ファンは高速・低速切り替え対応で最長5.5時間駆動、USB-C充電、Chakotusou RGBライトのカスタマイズとバッテリー確認のためのBluetooth接続と専用スマホアプリなど。

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マスクとしては「N95グレード」の交換式フィルタを採用。フィルタは99% BFE、0.3ミクロンの粒子を最低95%捕集といった性能を備えますが、医療用マスクや防護具としての認可を受けているわけではなく、そうした使い方を想定していないことから、「N95マスク」ではない「ウェアラブル空気清浄機」と称しています。

フィルタは一枚で最長3日利用可能。フィルタ部分のみ交換式とすることで、一般的な使い捨てマスクよりも使い続けた場合の素材ロスが少ないサスティナブルな製品とされています。

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ファンは左右とも吸気用、排気は口元の顎よりの部分から。ファンつきマスクのなかにはN95級をうたっても吸気側しかフィルタがなく、本人はともかく周囲の人は守らない製品もありますが、Zephyr は排気部分にもフィルタがあり、交換パックに含まれています。

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価格はフィルタ10セット付属で99ドル、30セット90日分のフィルタ付属セットは149ドル。

Razerのオンライン発表イベント中にサプライズで発売告知があり、すぐに在庫切れになっています。

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