中国のQ&Aサイトにはこのほど、「日本のデザインのレベル」について意見を求めるスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーから多くの意見が寄せられた。日本のデザインに対して興味のある人が多いことが見て取れる。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本人と中国人の美的感覚には違いがあるが、中国人からすると日本の日常生活で見られるさまざまな「デザイン」には惹かれるところがあるという。中国のQ&Aサイト・知乎にはこのほど、「日本のデザインのレベル」について意見を求めるスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーから多くの意見が寄せられた。日本のデザインに対して興味のある人が多いことが見て取れる。

 コメントの多くが日本のデザインの良さを称賛するもので、なぜ日本のデザインはレベルが高いのかを分析していた。ある中国人ユーザーは「子どもの教育と密接な関係があるはずだ」と指摘していた。日本のある子ども向けの番組はデザインを扱いつつも、解説はほとんどなく、「学ばせるのでなく、デザインの面白さを感じてもらう」構成になっていたと称賛した。別のユーザーも、美術の教科書が絵本のように美しく「子どものころから美しいものに触れている」ので、日本のデザインは自然とレベルが高くなっているのではないかと分析した。

 またあるユーザーは、日本のある老舗デパートの包装紙が50年以上も使われてきたことを紹介し、中国では「同じデザインが10年以上も使うことは考えられない」と違いを指摘した。これはデザインが秀逸であることはもちろんのこと、日本には「優れたデザインを尊重する文化」があるのではないかと分析している。この点、中国には優秀なデザイナーがひしめき合い、「デザインを学びすぎている」そうだ。その結果、デザインは「目立つこと」が重要視され、「美しさ」が失われていると嘆いた。

 ほかには、「看板」から日本のデザインの美しさを語る声もあった。日本の看板は配色や色の割合が絶妙で見ていて心地良く、1つ1つ考えてデザインされていることが分かるそうだ。それと比べて、中国の看板は目立ちやすい反対色を使うことが多く、色も多すぎて目が疲れるとした。そのため、中国の看板は「いい加減に作っているように感じてしまう」と残念がっている。

 中国ではユニクロや無印良品など、日本らしいデザインを特徴とする店が人気となっている。以前はシンプルすぎてつまらないと言われることもあった日本のデザインだが、その良さがようやく中国人にも理解されるようになってきたようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)