現在はサロン運営などで多忙な日々を送る(写真中央)

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数ある成功法則の中でも、近年最も盛んなものが脳科学的にも一定の根拠を持つと言われる「無意識(潜在意識)」を活用する方法だ。ある男性は、詐欺に合ったことから一時うつ状態になってしまった。しかし、潜在意識を利用して現在は億単位の年収を得ているという。詳しい話を聞いた。

◆鬱から億単位の年収に!潜在意識を使い自己変革

 大学を中退、23歳で詐欺に遭い、当時行っていたビジネスのクライアントに対し約4000万円の損失を負わせてしまうなどの不幸が続き、鬱状態に。一時期は精神障害者手帳2級を取得するほどだったが、現在はセミナー業などで億単位を稼ぐ経営者となった刀禰毅さん。

 その見事な復活と成功は、潜在意識を利用したさまざまなメソッドのおかげだという。

「まず変えたのは人間関係です。今会える人のなかで、もっとも豊かな人生を送っている人とだけ会うように心がけました。収入や時間、仕事、健康、恋愛などの面で、レベルの高い人とだけ会うようにした」

◆成功のカギは“開き直り”

 ある意味での“開き直り”も奏功した。

「目の前で起きている出来事に意味づけをせず、ただの現象や物質として捉えるんです。世の中に対して期待することもなくなりますね。仏教で言う“空”、“悟り”に近い心境でした」

 潜在的な自己肯定感を高めて行動に移すことも成功のカギになるが、それには“ニューロハックス”という手法が有効だったとか。

「行動することによって心をリセットし、自分の脳を騙して、慣れさせていくことで臨場感を定着させるんです。成功者と会うことで、間接的に自信をつけていく形でした」

 その一歩を踏み出せない人も多いが、「コンフォートゾーンから抜けられない人は、苦しみ切っていないんです。でも、それも一つの幸せかもしれません」と言う。

 今後は主宰する潜在意識開発サロンを通じ、同じ境遇の人々を助けたいと話す。

◆アロマと妄想が脳をハックする

「一日3分、理想の未来の自分になりきったつもりでリアルな妄想をしながらアロマを全身で感じること」。

 右脳のポジティブな想像力によって、左脳が持つ否定的な感情や理屈などの不安回路に支配されなくなると話すのは全脳活性プロデューサーの山岡尚樹氏。

「香りを嗅ぐだけで脳が活性化するトリガーになる。より具体的に未来の自分のイメージ、感情、体験を妄想してなりきってください。その際に生まれる心の声に従う訓練を繰り返すことで、脳が潜在意識を書き換えます」。

 イメージがしにくい場合は、「超高速でモーツァルトの曲をリピートして右脳スイッチへと切り替えるといい」。また、下記のワークも脳を前向きにし、変化を促進させる。

【状況の好転】
天高くから降り注ぐ光のシャワーが、頭のてっぺんから体の内側に入り込み、不安や恐れなどを照らしながら明るくし、光が体全体へ広がっていくイメージをする。この光のイメージはさまざまな場面で活用可能

【心身のリフレッシュ】
ゆったりと大きく息を吐く。吐く息とともにストレスや怒りが体の外に流れ出し、吸う息は吐く息とともにみずみずしい新鮮な空気が体全体に入ってくることをイメージ

◆アロマが大脳辺縁系や間脳を活性化!

・ジャスミン
ドーパミンの分泌を促し、やる気・幸福感を与える効果が見込める。アロマオイルのほかにもジャスミンティーなど身近にあるものから始めるのもおすすめ

・ペパーミント
古くから薬用や食用として幅広い用途で親しまれているハーブ。無気力状態や落ち込んだ気持ちを切り替えるなどの精神的な疲労を癒やす効果が見込める

・ラベンダー
リラックス系アロマの代表格。古代ローマ時代から愛用される。有効成分の酢酸リナリルが、交感神経を落ち着かせて心を穏やかにしてくれる

・レモングラス
インドの伝統医学アーユルヴェーダでも数千年前から愛用される。鎮静効果のほかに認知症の改善効果もあると言われるほど集中力や記憶力を高める

【全脳活性プロデューサー・山岡尚樹氏】
音や香りを用いた脳トレ実践ワークで本来の能力を引き出す。新脳力発見育成協会代表

<取材・文/週刊SPA!編集部> ―[成功を引き寄せる(脳)トレーニング]―