加齢とともに増える健康にまつわるお悩み。
ここでは「最近、足がよくつる」という読者のお悩みについて、医師の出沢明先生に答えてもらいました。


足がつる症状の対策は?

足がよくつる、ふくらはぎが痛くて目が覚める…治す方法は?



【お悩み】最近、よく足がつるようになりました。朝方、ふくらはぎが痛くて目が覚めることもあります。どうしたら治りますか?(Kさん・41歳)

●頻繁につるようなら、水分不足、冷え、栄養バランスに注意を



睡眠中や運動中などに起こりやすい足のつり。これは筋肉がけいれんし、収縮している状態で、激しく強い痛みに襲われるのが特徴です。

原因は、冷えや筋肉疲労、ミネラルバランスの崩れなど。睡眠中はコップ1杯程度の汗をかくため軽い脱水状態になり、ミネラルバランスが崩れた状態になります。体温も下がるので血流が悪くなり、さらによく動いた日は筋肉疲労がたまりやすくなります。

足がつったときはあわてずに、まず「つった筋肉」をゆっくり伸ばしましょう。つま先を手で体の方へ引っぱり、ひざ裏を伸ばしてみて。ひざは曲げないのがポイント。手が足先に届かないときはタオルを足にかけて引いたり、壁に足裏を押しつけて伸ばしてみて。それで症状が治まれば心配ありません。ただ足以外の場所も頻繁につったり、全身がつるという場合は、要注意。医師に相談してみて。

●ストレッチやマッサージが効果的




また、足がつりやすい人は、予防として日頃からストレッチをしてふくらはぎの筋肉をほぐしておきましょう。おすすめなのが「波止場のポーズ」(イラスト参照)。イスや階段などに片足をのせ、ひざは直角に曲げます。反対側の足裏は床につけ、ふくらはぎとひざ裏の筋肉をしっかりと伸ばし、30秒くらいその姿勢をキープ。毎日の隙間時間に行うといいですよ。

普段の生活では、足を冷やさないよう気をつけ、マグネシウムを多く含むアーモンドや、カリウムを多く含むバナナなどを積極的にとって、ミネラル不足にならないよう注意しましょう。

<イラスト/野田節美 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【出沢明先生】



出沢明PEDクリニック院長。整形外科医。千葉大学医学部卒業。国立横浜東病院整形外科医長、千葉市療育センター通園センター所長、帝京大学医学部附属溝口病院整形外科教授・整形外科科長などを経て2014年に出沢明PEDクリニックを開業。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症の、内視鏡を用いた手術法を行う第一人者。