「カロリー、炭水化物、脂質、塩分ゼロのベーコンよ。でも食べないでね」画像は特設ウェブサイトに掲載された実際の「ベーコンの匂いマスク」(画像は『Daily Star 2020年10月15日付「Bacon-scented face masks launched for fry-up fans who want to smell it everywhere」(Image: breathablebacon)』のスクリーンショット)

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アメリカの食品会社がベーコンの匂い付きマスクを誕生させたというニュースが届いた。最新の技術により誕生したこのマスクはなんと無料で配布されており、特設ウェブサイトには一時アクセスできなくなるほど多くの注文が殺到した。『Daily Star』『USA TODAY』などが伝えている。

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米ミネソタ州オースティンに本社を置く大手食品会社のホーメルフーズ・コーポレーションは、ベーコンやハムの缶詰であるスパムなどの加工肉を扱うことで知られている。今回ホーメルは、無料でベーコンの匂い付きマスクを希望者に配布することを特設ウェブサイトにて発表した。

特設サイトではこのマスクを「息のできるベーコン」と名付けており、「外にいてもいつでもベーコンの幸せな匂いを楽しむことができます」と説明している。マスクには豚肉の匂いを表現するために最新の技術が用いられているという。

黒がベースの布マスクで二重構造となっており、表面には無数のベーコンの絵柄がプリントされ、ホーメルの看板商品であるベーコンブランド「BLACK LABEL」のロゴもプリントされている。無料配布だからと言って適当な作りにはなっておらず、むしろ丁寧に仕上げている印象だ。

このマスクは特設サイトで申し込んだ人に配布される予定で、今月14日から28日までの期間限定での配布となっている。特設サイトも作り込まれており、3Dでマスクの全体像を見ることができる。他にも「カロリー、炭水化物、脂質、塩分ゼロ」などのジョークや、サイトの一番下にはマスクの正しい着用方法とともに「食べようとしないでください」とお茶目に注意書きもされている。

このマスクは多くの関心を集め、申し込み開始とともにアクセスが集中したため一時サイトにログインできない状態が続いた。しかしマスクの枚数には制限がないようで今月28日までは引き続き申し込みを受け付けている。

このマスクを受け取ったダイアナ・ブレッドリーさん(Diana Bradley)は、ツイッターで「この匂いは最高ね。外出する予定が無くても一日中家で着けていたいわ」とコメントした。

ちなみにホーメルはマスクの配布と合わせて、このマスク1枚の注文に対し1食分の食事をアメリカのフードバンク「Feeding America」に上限1万食までを寄付すると公表している。

画像は『Daily Star 2020年10月15日付「Bacon-scented face masks launched for fry-up fans who want to smell it everywhere」(Image: breathablebacon)』『Hot Sauce 2020年10月15日付「Hormel finds a way to bait anti-maskers into covering up」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)