かつて中国を視察した日本人教授のある「行動」に、中国製造業の問題が集約されていた
記事は、半導体産業が勃興し始めた1970年代、日本の企業では加工作業空間の清潔度を高め、チリひとつ許さない環境で作業をすることで製品の品質向上を実現する取り組みが始まったと紹介。クリーンルームの基準が生まれ、作業員は化粧などが禁止されていったと伝えた。
記事はこのエピソードから「われわれは細かい部分の管理において、日本との間に大きな差があったことは推して知るべしだ。そして、この差は今もなお精密技術の分野で中国が立ち遅れている原因となっているのかもしれない」と論じた。
そして、中国の人びとには往々にして「その場しのぎ」という考え方があり、生産効率やコストばかりを考え、製品の品質は後回しにして細かい管理をないがしろにする傾向があるではないだろうか、と疑問を呈している。
記事が紹介したのは40年以上も前の話であり、精密機器をはじめとする中国製造業の作業環境はかつてと比べ物にならないほど進歩したことは言うまでもないだろう。しかしその一方で、なおも製品について「作りの甘さ、雑さ、汚さ」といった点が指摘されることも間々ある。日々進歩、改善していく姿勢こそが大切だ。(編集担当:今関忠馬)
