宅配の再配達をなくす 置き配バッグOKIPPAを試す! 宅配業者も消費者もうれしいWinWinな仕組み

写真拡大 (全7枚)

昨今、宅配業界の人手不足が深刻な問題になっている。その中でも特に問題視されているのが「再配達」だ。なんと宅配の2割が再配達だとも言われている。
その再配達のコストは、配送料金の値上げという形で我々消費者にも返ってくる。

再配達をなくす。言うのは簡単だが、実現するのはそう簡単ではない。
荷物を受け取る消費者にも、それ相応の努力と負担が必要になる。

一人暮らしの会社員などは、荷物を受け取れるのは土日などの休日に限られる。
再配達をさせないためには、平日は受け取れないことになる。
普段家にいる人も、配達時間の前後は必ず在宅しなければならなくなる。

通販のメリットは、店舗に行く手間と時間の無駄を省き、自宅に届けて貰えることだ。
再配達を減らすためとはいえ、受け取るまで在宅をし続けて待つのであれば、通販の大きなメリットも活かせなくなる。

筆者は、トイレに行くのも我慢して待つこともある。
もし、トイレに行っている間にチャイムが鳴れば、受け取りに出られない。
不在と思われて荷物をもって帰られてしまう…そう思うと、トイレにも行けないのだ。

「宅配ボックス」は、そんな再配達や荷物の受け取り問題を解決する対策として注目されている。

「宅配ボックス」は、
玄関前に鍵付きのボックスを設置し、不在時はそのボックスに入れてもらうというもの。
しかし、宅配ボックスは設置場所が必要となる上、玄関先に出すのも一苦労だ。しかも、購入しようとするとそこそこ高い。

そこで誕生したのが「置き配バッグOKIPPA」である。
OKIPPAは、基本的には宅配ボックスと考え方は同じだ。
大きく違う点は、箱状であるか、袋状であるか、ということ。


折りたたむと片手で楽に持てるほど小さい



広げると、こんな感じ



荷物が入るとこんな感じ。120サイズ程度の箱が入るとのこと


●OKIPPAの設置方法


送られてきた部材一式

OKIPPAのセットで送られてきたのは
・ダイヤル式南京錠が2つ
・バッグ
・説明書
・配送員への説明シート
・結束バンド
・OKIPPAがあることを知らせるシール
これらだ。

上記の通り、OKIPPAにはダイヤル式南京錠が2つある。
1つは玄関のドアノブに設置し、バッグを引っかけるためのもの。
もう1つはバッグを施錠するものだ。

まずやることは、この2つのダイヤル式南京錠の暗証番号を変更することだ。
横のボタンを押したまま、任意の番号に変更する。

ここでトラブルが発生。
このボタンが小さすぎて一方の鍵の暗証番号変更に失敗してしまった。
暗証番号がわからず、解錠できない状態になってしまったのだ。

幸い問い合わせをすると、無料で交換の鍵を送ってくれた。
ありがたい。
今度は慎重に暗証番号を設定し、無事に成功。
あとはドアノブに南京錠を設置し、折りたたんだバッグを設置する。その際、バッグにはもう1つの鍵を解錠したまま通しておく。


●玄関に設置してみる
さっそく OKIPPAを玄関に設置してみる。
アーチ状のドアノブなら、そこに通すだけでよい。
しかし我が家のドアノブはアーチ状ではなかったので、同梱されていた結束バンドでノブに取り付けた。


結束バンドでドアノブに取り付ける

ここだけ少し手間だったが、結束バンドも同梱されているので、わざわざ調達する必要もない。力もいらないので女性でも設置はまったく問題なくできた。


●宅配業者にやってもらうこと
不在だった場合に宅配業者にやってもらうのは以下の通り。

1.ドアノブに設置した南京錠のサイドのボタンを押しながらワイヤーを下まで下げる
2.解錠されている内鍵を外し、ファスナーを開けて袋に荷物を入れる
3.袋のファスナーを閉じ、内鍵を通して施錠する(ダイヤルを回す)
これだけだ。再配達するよりも、人的コストは大幅に削減されるはずだ。


●受け取る側がやること
どうしても在宅していることができず、不在にしてしまったことがあった。
いよいよOKIPPAの出番だ。
宅配業者は、ちゃんとOKIPPAに荷物を入れておいてくれた。


OKIPPAに荷物が届いていた

受け取る側は、まず内鍵の暗証番号を合わせて解錠し、荷物を取り出す。
そしてバッグをたたんでワイヤーを引き上げる。これだけでOKだ。

このOKIPPAは、日本郵便でも体験モニターキャンペーンを実施した。
すでにキャンペーンは終了しているが、OKIPPAを無料で提供する代わりに2回のアンケートに答えるというものだった。

筆者も既に、ゆうパック、ヤマト運輸で実際にOKIPPAでの荷物受け取りに成功している。だいぶ浸透してきているようだ。

また、OKIPPAはスマートフォン用のアプリも用意されており、荷物の配送状況や荷物到着が確認できるようにもなっている。

どうしても配達を待つ時間がない場合、
時間指定したものの急に出かける用ができてしまった場合、
女性の一人暮らしなど対面での受け取りが不安な場合など、
OKIPPAは、非常に便利に活用できるし、宅配業者も再配達の手間が省ける。

このWinWinな置き配バッグで不在再配達が減り、ドライバーへのしわ寄せが少しでも減ってくれれば、受け取る側も心置きなくネット通販を利用できるのではないだろか。


執筆 内藤由美