鉛筆硬度9H超を達成した「ガラス塗膜形成技術」の仕組み
機能性コーティング液であるポリシラザン混合物をジブチルエーテルで希釈した溶剤を基材に塗布し加水反応させることで、石垣構造のガラス積層膜を形成する。基材と強固に密着しながら、「耐候性や耐久性に優れ、ガラス層表面の平滑度は高い」(笹川社長)。
100ミリメートル角で2ミリメートル厚の青板ガラスに67グラムの鉄球を落下し、割れた高さの値を調べた実験では、アークコートなしの場合、45センチメートルで割れたのに対し、アークコートを塗布したガラスは130センチメートルまで割れなかったという。
足元では中国からの引き合いが強いほか、船舶用プロペラでの実証実験も進むなど、着実な用途拡大を狙う。
