最近は若い人を中心に送る人が減っているとはいえ、年賀状をもらうのは嬉しい、という人も多いだろう。ただ、年賀状でも、人によってはメンタルをごっそりえぐる凶器になるようだ。

1月4日にガールズちゃんねるに立てられた「年賀状でメンタル攻撃を受けた人が集まるトピ」というトピックでは、年賀状に精神的ダメージを負わされた人達の悲痛な叫びが寄せられている。(文:石川祐介)

「結婚して初めてのお正月を迎えました」の破壊力の高さ


ブラック企業に勤務していたため婚期を逃してしまったアラフォー未婚者のトピ主は「毎年幸せそうな家族写真とともに一言『仕事頑張ってね』と書いてくる友人の年賀状に精神をやられます」と綴った。相手に悪気はなく、自分が歪曲した認識をしていることは自覚しつつも、自身の現状と比較してしまうと煮え切らない物があるようだ。

「結婚ラッシュ、ベビーラッシュ。取り残されてる感ハンパない」
「結婚して初めてのお正月を迎えました←これの破壊力すごい」

コメント欄には、トピ主と同じようにダメージを受けた人からの共感を示す声が多く寄せられた。また、「見た瞬間、破り捨ててしまった」と我を忘れて激情してしまった人や、「いきなり結婚報告が年賀状というのも辛い」と独身仲間だと思っていた友達からの不意の一発を食らってしまった人など、年賀状の攻撃パターンの多さが伺える。

さらに、「年賀状でもダメージうけたし、実家帰った時に親戚からも結婚せんのかってめちゃくちゃ言われてフルボッコやった」と年末年始は散々だったという人もいた。

「今年限りで年賀状を辞めます宣言をしました。スッキリよ」

トピ主は年賀状を送った友達に悪気はないと思っていたが、

「そもそも子供見せびらかしたい人からしか来ないよね」
「さりげなく制服の写真付きの『子どもが有名私立に受かりました』アピール。子どもがいない私でもあちゃ?って思うから子どもいる人はもっとイラッとくるかもね」

と、年賀状でマウンティングされている、と感じる人も多いようだ。「挨拶がてらに自慢すれば大丈夫だと思ってるから、平気でマウンティング年賀状を送ってくるんじゃないのかな?」という声もあった。

最近はあえて結婚しない人も多く、ライフスタイルも多様化しているとはいえ、幸せな家族写真付きの年賀状を安易に独身者に送ると、いらぬ反感をかってしあむ危険性がありそうだ。

毎年のように話題になる年賀状テロを防ぐために、「今年限りで年賀状を辞めます宣言をしました。スッキリよ」というアドバイスも。もはや年賀状を送り合う習慣を止めるよう宣言するのが最善策なのかもしれない。