(写真=カン・アランInstagram)

写真拡大 (全2枚)

台風20号が日本列島に上陸し、8月23〜25日には各地で暴風や大雨があった。台風が多いこの時期、台風情報を得ようと天気予報に注目が集まるが、それはお隣・韓国も同じだ。

日本と距離が近いだけに、時間差はあるものの同じ号数の台風に注目が集まることも。つい先日も、台風19号が上陸していた。

自国の天気予報を信頼しない

興味深いのは、韓国の人々が自国の台風予報に対してそれほど信用を置いていないということだ。韓国のネット上では、自国と日本の気象庁を比べて「日本が羨ましい」との声が出ることも珍しくないという。

それも仕方がないかもしれない。

というのも、韓国監査院が2017年に行った調査によれば、過去5年の韓国気象庁による「降水の有無」の予報は、的中率が46%だったという。半分も当たっていないのだ。

長らく「当たらない」と指摘されてきた韓国気象庁は、2014年11月に569億ウォン(約56億9000万円)でスーパーコンピューター4号機を導入するなど、5年間で数値予報モデルの改善に計1192億ウォン(約119億2000万円)を投入している。

ところがその的中率は、2012年47.7%から2016年45.2%(韓国監査院)と落ちているというのだから、「信頼できない」と考える人が多くても不思議ではないだろう。

かわいすぎる“お天気お姉さん

さらに日本と異なるのは、天気をお茶の間に伝える“お天気お姉さん”たちがアイドルのような扱いを受ける点だ。

例えば、KBSの気象キャスターを務めているカン・アランに対して、韓国メディアが「女優レベルの美貌」「発光しているかのような美しさ」「絶品ボディの気象キャスター」などと絶賛したりする。

【画像】“お天気お姉さん”カン・アランの写真はこちらから

「気象キャスターのカン・アラン、美貌はいつも晴れ!!」といった見出しも印象的だった。

お天気お姉さんの美貌に話題が集まると、その人の過去の経歴まで紹介されることも少なくない。

男性誌グラビアや女優も

他にも、男性誌でグラビアを飾ったお天気お姉さんも登場している。

過去には日本のグラドル篠崎愛がグラビアを飾ったこともある人気男性誌『MAXIM KOREA』の6月号で、チュ・ジョンギョンが表紙に抜擢されたのだ。

日本でも一部の女子アナが雑誌のグラビアを務めることがあるが、お天気お姉さんとなると珍しいだろう。

それどころか韓国のお天気お姉さん“歴代トップ10”のなかには、女優として活躍しているキム・ヘウン、アン・へギョンなどもいるほどなのだ。


(写真協力=MAXIM KOREA)『MAXIM KOREA』2018年6月号で表紙モデルを務めたチュ・ジョンギョン


実は日韓の天気予報にはそれほど差がない?

いずれにしても「天気予報ではなく美女ショー」などと皮肉られることもある、韓国の天気予報。

そのためか韓国最大手ポータルサイトNAVERの検索窓に「気象」と入力すると、予測検索に「日本気象庁」「日本気象庁 台風」「台風19号 日本気象庁」といった検索ワードが出てくる。

日本の台風情報を見たいという韓国人が多いことの表れなのか。

『聨合ニュース』は「日本気象庁の台風予報は韓国より正確?」(2018年8月23日付)という記事で、「韓国気象庁と日本気象庁、アメリカ合同台風警報センター(JTWC)のここ数年間の台風予報の正確度を分析した結果、日本の予報が韓国よりも正確だという主張に根拠がなくはないが、大きな差があるわけではない」と主張していたが、それでも少しでも正確な情報を知りたいと思うのは当然の心情だろう。

日韓ともに台風情報の精度がより上がることを願うばかりだ。

(文=慎 武宏)