阪神、全選手が契約更改終了 3年連続AクラスもV逸…オフの更改はどうなった?
節目の年に悲願のVならず、阪神の今オフ契約更改は?
阪神の全選手が24日までに契約更改を終えた。レギュラーシーズンでは広島に競り勝ち3年連続のAクラス入りを果たしたものの、昨季より一つ順位を落として3位でフィニッシュ。クライマックスシリーズではファーストステージで巨人に敗れ、球団創設80周年の節目で悲願の日本一達成はならなかった。
その2015年シーズン、オフの査定はどうなったのか。投手、野手で1000万円以上の増減があった選手を以下にまとめた。(※△はアップ、▼はダウン。金額は推定。データはスタッツ・ジャパン提供)
○投手
藤浪 1億7000万円(△8500万円)
福原 1億5000万円(△3000万円)
高宮 3000万円(△1500万円)
○野手
福留 2億円(△5000万円)
狩野 2300万円(△1400万円)
大和 5300万円(▼1200万円)
西岡 1億800万円(▼7200万円)
この中で大きな話題を呼んだのは藤浪と西岡だろう。
藤浪は倍増、ベテラン福原も自己最高年俸に
プロ3年目のシーズンを迎えた藤浪晋太郎投手は今季28試合に登板し、14勝7敗、防御率2.40。5月20日の巨人戦ではプロ初の完封勝利をマークした。完封は計4試合、高卒1年目から3年連続で2桁勝利を挙げ、最多奪三振(221)にも輝いた。勝利数、投球回(199回)、勝率(.667)、奪三振、防御率ともにキャリアハイ。契約更改では大台の1億円を軽々と突破し、8500万円から倍増の1億7000万円で一発サインとなった。
一方で大減俸となったのが西岡剛内野手だ。オフに右肘手術を受けた影響もあり、50試合の出場に留まり、打率.262、2本塁打、14打点。開幕直後の負傷で24試合の出場に終わった昨季に続いて低調な結果となった。オフには野球協約が定める減額制限いっぱいの40%ダウンで更改している。
それ以外に増減が目立ったのはオンドルセク(ヤクルト)と並んでリーグトップタイの33ホールドをマークした福原忍投手。2年連続60試合以上に登板しているセットアッパーは6勝4敗、防御率3.02で2年連続最優秀中継ぎ投手に輝き、39歳を目前にして自己最高年俸となる1億5000万円を勝ち取った。また、高宮和也投手も呉昇桓、福原に続くチーム3位の52試合(自己最多)に登板。主に左のワンポイントとして、2勝0敗8ホールド、防御率3.03をマークし、倍増の3000万円でサインした。
メッセンジャーは1億円増の年俸3億円で残留
野手では3年契約の最終年となった福留孝介外野手が5000万円増の2億円でサイン。今季は140試合に出場し、打率.281、20本塁打、76打点。ベストナイン、ゴールデングラブ賞にも輝いた。また、今季主に代打として打率2割7分4厘、3本塁打、13打点の成績を残した狩野恵輔外野手も156%アップの2300万円でサインしている。
また外国人選手ではランディ・メッセンジャー投手が1億円アップの3億円で契約を延長。来日6年目の今季は29試合に登板して9勝12敗。最多勝(13勝)に輝いた昨季から勝ち星は減ったものの、防御率は3.20から2.97へと向上し、1億円アップで残留を決めた。
そのほかの契約更改では、ともに複数年契約の鳥谷敬内野手は4億円、能見篤史投手は1億4000万円の現状維持。また、自己最多170回1/3を投げ、8勝10敗、防御率3.22だった岩田稔投手が800万円増の6800万円。ルーキーで56試合に出場し、将来の飛躍が期待される江越大賀外野手が600万円アップの1600万円で更改した。中継ぎとしてブレークの兆しを見せた歳内宏明投手は500万円アップの1600万円、2年目左腕・岩崎優投手も500万円増の2000万円とアップ査定となった。
越年者を出すことなく、年内に全選手が契約更改を終えた阪神。10年連続V逸となった今季から果たして飛躍できるか。4シーズン指揮を執った和田豊監督が今季限りで退任し、金本知憲新監督のもと再スタートを切る。新シーズンの戦いに注目だ。
