学生の窓口編集部

写真拡大

チリやペルーなどに広がる「アタカマ砂漠」。南極・北極を除けば世界一乾燥しているといわれるこの砂漠がすごいことになっています。


砂漠といえば、乾ききった大地や砂の土地。多くの生き物は生きることのできない、ほぼ不毛の地です。しかし、条件さえ揃えば驚きの変化を見せることもあるのでした。

南半球にあるアタカマ砂漠では、10〜11月ごろが春。そのころになると大雨が降るのだそう。するとそれを待っていたかのように、乾いた土の下にひそんでいた種が芽を出すのでした。


さらに今年は観測史上最強のハリケーン・パトリシアが上陸。人の住む世界では多大な被害を及ぼしかねない大型ハリケーンでした。しかし、同時にアタカマ砂漠では奇跡のような光景を生み出すことになったのです。


ハリケーンの猛威が過ぎ去ってみると、なんと、砂漠の大地は一面の花で覆われたのでした。

アタカマ砂漠の政府観光局長であるDaniel Diaz氏によると「これほどの開花は未だかつてないもの」とのこと。通常の2倍の量の花が咲いていて、歴史上初めてのことなのだそう。環境局の人々も皆、とても驚いているのだとか。


Diaz氏は気候の大きな異変によるものであると懸念しているものの、地元の人々にとっては多くの観光客が訪れてくれる呼び物となっていることに喜んでいるのだそう。2万人の観光客を見込んでいるのだとか。


まるでお花畑のように咲く野生の花。気候の急変は楽観視できるものではなく、ハリケーンは多くの命を奪うものでもありますが、美しい花を咲かせてくれたこのひと時も大事にしたいものですね。


(文/訳 木口マリ)

写真/記事提供:Bored Panda

More info: EFE

photo:Mario Ruiz / EFE