一方で、日本経済は日経平均株価が5万円を超え、新NISA制度の浸透も相まって、株式等への投資のプレゼンスが高まっています。AI分野では、LLMを中心とした生成AIの進化が続き、次の成長領域としてAIロボティクスにも注目が集まっています。ChatGPT一強の時代は終わり、Geminiなどの有力サービス、中国発AIの台頭もあり、AIの競争は一気に激化しました。自動運転の商用化も目前に迫り、経済や雇用にどのような影響をもたらすのか、多くの人が期待と不安の入り混じった感情を抱いています。

歴史上でも例を見ないスピードで技術トレンドが変化するなかで、「私たちはどのように生きるべきなのか」「どうすれば幸せになれるのか」その答えが見えにくい時代に、世界も日本も突入しているように思えます。こうした時代の空気は、今年のビジネス書にも色濃く反映されていました。そして、今回のビジネス書グランプリのキーワードは、「不安ととまどいの時代に求められる、ゆるぎない指針」であると考えられます。

生成AIやSNSによって誰にとっても正しそうに見える正解らしきものがあふれています。しかし、それが本当に自分にとって価値のあるものなのか確信できないまま情報に触れ続けることに、多くの人が疲れを感じています。だからこそ今、人は「ゆるぎなく信じられる考え方」や「人生の軸」を求めているのではないでしょうか。

総合グランプリに輝いた『億までの人 億からの人』は、資産形成に必要な思考法と行動を率直かつ誠実に描いた一冊でした。実践に結びつく学びが多く、たくさんの読者の支持を集めたことも納得の作品です。

一つのテーマに深く没頭できる読書には、他では得られない体験価値があります。不安の多い社会だからこそ、本が持つ力は人々の心を支え、前に進む勇気を与えてくれる存在であり続けるのではないでしょうか。今回の受賞作はいずれも、曇った思考をクリアにし、進むべき道を照らしてくれる頼もしい作品ばかりでした。そのような素晴らしい本を世に送り出し続けてくださる出版業界のみなさまに、改めて心より感謝申し上げます。

■フェア概要
全国約1,700店舗の書店で「読者が選ぶビジネス書グランプリ2026」の受賞作品を展開した店頭フェアを2月13日より順次、開催します。

フェア名:読者が選ぶビジネス書グランプリ2026
実施店舗数:全国約1,700店舗
実施期間:2月13日より順次開始し、3月末頃まで実施予定
営業時間:各店舗の営業時間に準ずる
展開書籍:「読者が選ぶビジネス書グランプリ2026」受賞作品

【画像 https://www.dreamnews.jp/press/341412/images/bodyimage3】

■「読者が選ぶビジネス書グランプリ」とは
「読者が選ぶビジネス書グランプリ」は、その年に発売されたビジネス書のなかから読者(=ビジネスパーソン)が投票し、読者の視点で「有益だった」「実用的だった」と評価された本を選出するアワードです。ビジネスパーソンの読書習慣を育てて出版業界を盛り上げたいという思いから創設されました。

第11回目を迎えた今回の「読者が選ぶビジネス書グランプリ2026」では、48社の出版社より合計133冊がエントリーしました。

【対象書籍】
・【通常6部門について】
2024年12月から2025年11月に日本国内で刊行された以下6分野の書籍
(イノベーション、マネジメント、経済・マネー、自己啓発、リベラルアーツ、ビジネス実務)
・【特別賞「ロングセラー賞」について】
2014年12月から2024年11月の間に日本国内で刊行された書籍