瀋陽軍区、北海艦隊など戦闘準備に入る、直接衝突の可能性は小さい―中国
緊迫する朝鮮半島情勢に対応するため、半島付近に展開する中国人民解放軍の瀋陽軍区、済南軍区、北海艦隊、第二砲兵部隊などの部隊は、このほど戦闘準備態勢に入った。中国側は情勢の変化に応じて戦闘準備レベルを引き上げている。聨合早報などが伝えた。
聨合早報は、これらの中国軍の動きについて北京の専門家の発言を引用し、「朝鮮半島での大規模衝突の発生を制止することが目的」と伝えている。この専門家は、「戦闘準備レベルの引き上げは、中国に難民が殺到したり、国境付近に戦火が及ぶなど、衝突によって中国にもたらされるマイナス影響に備えるためであり、中国が北朝鮮を支持する、あるいは中国が直接衝突に関与することを意味するものではない」としている。
南北間の緊張は依然続いているが、専門家は「全面戦争が勃発する可能性は低く、北朝鮮と韓国は現在も“神経戦”と“面子戦”を展開している」としている。
中国人民大学東アジア問題研究所の黄大慧所長は、北朝鮮と韓国は表面上は“一触即発”状態にあるが、水面下では妥協点を探っていると指摘する。例えば、韓国軍は20日に延坪島で実弾射撃演習を行ったが、その実施時間は予定より短縮された。また、北朝鮮も「反応に値しない」として事前に警告していた反撃を行わなかった。
黄所長はさらに、「中国、米国、ロシアの朝鮮半島における利益は一致していないが、全面戦争化はいずれにとっても利益とならないため、万が一の事態になれば中米露が連携して干渉するだろう」としている。また、朝鮮半島の緊張は今後徐々に緩和すると予測し、最終的には6カ国協議で話し合うことが最も望ましいとしている。(編集担当:中岡秀雄)
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