『Fight&Life最新号』柔術の力を信じよ!
さらに特別編として、柔術家がMMAで勝つための方法を語る!
取材・文_中村拓己(GBR)
――今回の企画の第1部として、UFCで活躍する柔術ファイターの試合をみなさんに見てもらい、技術的に分析していただきたいと思います。まずはディエゴ・サンチェスとジョン・フィッチの一戦です。サンチェスはグラップリングが中心のファイターで、この試合以降、シャンジ・ヒベイロのジムで道衣を着たトレーニングも積んでいます。一方のフィッチはレスリングベースで、ハウフ・グレイシーの黒帯であるデイブ。カマリロの指導を受けています。
青木 この試合は基本的にサンチェスがガードポジションからサブミッションを仕掛けて、フィッチがそれを潰してグラウンドで上のポジションをキープするって展開ですけど…。
植松 この試合内容で上をとっているフィッチが勝ちになるというのは、サンチェスにとってかわいそう。個人的には、フィッチは上を取っているってだけで、何かしたとは思えないんですよね。
(2R、サンチェスがフィッチの蹴り足を取ってテイクダウンを奪う)
青木 この試合でサンチェスは下になる場面が多かったですけど、サンチェスもレスリングが出来る柔術家なんですよ。だからテイクダウンして上から攻めるタイプなんです。ただフィッチもレスラーでありながら、柔術の技術を知っているから、サンチェスの仕掛けにハマらない。
(フィッチがガードからサンチェスの足を掴んでタックル。上のポジションを取り返す。1Rと同じようにフィッチがポジショニングで優位に立ち、サンチェスを攻める)
青木 サンチェスは不利な体勢になっても、必死に動いて展開を作るのがいいなあ。
植松 ただフィッチの押さえ力が強すぎるよ。
青木 だから僕が思うにフィッチは試合がつまらない(笑)。
今成 下の人(=サンチェス)も頑張ってますけど、上の人(=フィッチ)がデカいんで大変ですね。
(3R、フィッチがすぐにタックルでテイクダウン。このラウンドもサンチェスのガードからの攻めではフィッチのポジションキープを崩せず、試合が終わる)
