18日、モスクワの製油所周辺で上がる黒煙(ソーシャルメディアから・ロイター=共同)

 【モスクワ共同】ロシアの首都モスクワのソビャニン市長は18日、同日未明から朝にかけてモスクワ方面にウクライナ軍による大規模な無人機攻撃があり、うち190機以上を迎撃したと発表した。タス通信はモスクワへの無人機攻撃としては「過去2年で最大」と報じた。2022年のウクライナ侵攻開始以降で最大の首都周辺を狙った攻撃とみられる。

 モスクワ南東部の大規模製油所では無人機攻撃により今週2度目の大きな火災が発生し、上空は厚い黒煙に包まれた。首都郊外のモスクワ州では17人が負傷した。

 無人機やその残骸が商業施設や集合住宅、工業施設にも落下、建物が損傷したり火災が発生したりした。モスクワ周辺の全4空港で離着陸が制限され、シェレメチェボ空港では飛行機に搭乗済みだった乗客が避難する措置が取られた。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、ロシアから受けている攻撃に対する「正当な対応」として、長距離攻撃を実施したと発表。友好国からは攻撃の精度と有効性が指摘されていると主張し「戦争に終止符を打つときだ」とロシア側に呼びかけた。