[6.15 W杯H組第1節 スペイン 0-0 カーボベルデ]

 カーボベルデ代表(アフリカ)が歴史的なドロー!! カーボベルデは15日、H組第1節で欧州王者・スペイン代表(欧州)と対戦して0-0の引き分けに持ち込み、ワールドカップ初出場ながら強豪国からいきなり勝ち点1を獲得した。

 試合はスペインがボールを保持してカーボベルデが構える構図。戦前の予想通りの展開で進んでいくも、スペインは思うように崩すことができない。カーボベルデは全員が自陣に入りながらも4-5-1の組織的な守備で対抗し、耐えるというよりも攻撃にしっかりと対応する戦い。中央を割らせずに簡単にはシュートを打たせない前半となった。

 また、カーボベルデはボールを奪取してから簡単に大きく蹴り出すことはせず、ピッチの横幅を広く使いながらボールを持つ姿勢も示していく。タイミングを見てサイドのスペースにボールを送ってワンチャンスを狙う場面もあり、前半35分にはFWダイロン・リブラメントがプレスバックでボールを奪うと自陣センターサークル内から思い切ってロングシュートを放った。

 攻めあぐねるスペインは前半39分に決定機。MFロドリの浮き球に反応したDFマルク・ククレジャがペナルティエリア左から頭で折り返し、ゴールエリア内でFWフェラン・トーレスが合わせるビッグチャンスを作ったがクロスバーに嫌われた。その跳ね返りをFWミケル・オヤルサバルが頭で押し込みにいったが、GKボジーニャの好セーブに遭った。

 さらに前半45分、ククレジャが左からグラウンダークロスを送るとファーサイドのF・トーレスが左足ダイレクトシュート。ゴール左を捉えたがボジーニャにキャッチされた。同45+2分の右CKではDFエメリク・ラポルトのヘディングシュートがゴール左に向かったが、ここもボジーニャにセーブされた。

 ボジーニャはポルトガル2部のチャベスに所属する40歳。後半も安定したゴールキーピングで無失点を維持していった。ペドロ・レイテ・ブリトー監督はチームに疲労の色が見えてきた後半16分に2枚替え。フレッシュな選手を入れて陣形を保った守備の継続を狙っていく。

 後半のハイドレーション・ブレイクに入ってもスコアは0-0のまま。スペインのルイス・デ・ラ・フエンテ監督はハイドレーション・ブレイク明けからMFミケル・メリノとともにFWラミネ・ヤマルを投入する。ヤマルはコンディションが心配されていたが途中出場。18歳のタレントがついにW杯デビューを果たした。

 ヤマルの投入で勢いづくスペインは後半28分、ヤマルが右サイドで仕掛けてDFマルコス・ジョレンテにパス。ジョレンテがグラウンダーでペナルティエリア内中央に差し込んだボールをメリノが合わせたが、GKの守備範囲に飛んだ。以降はスペインの猛攻が続いた。

 それでもカーボベルデが体を張った守備で対応し、後半43分にオヤルサバルにゴール前でボレーシュートを放たれたシーンもDFピコがブロック。同45分にはCKで先制かというチャンスを作ると、5分間のアディショナルタイムも守り抜いて勝ち点を獲得した。