日本銀行本店

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 日本銀行は15日から2日間の日程で開く金融政策決定会合で、当面の金融政策に関する議論を始めた。

 中東情勢の悪化で原油価格が上昇したことを受け、日銀内では物価が想定より上振れするリスクへの警戒が強まっている。決定会合では昨年12月以来となる利上げを決める公算が大きい。

 病気治療のために入院中の植田和男総裁が欠席するため、政策は副総裁2人、審議委員6人の計8人の政策委員による決定となる。議長役は氷見野良三・副総裁、決定会合後の記者会見は内田真一・副総裁がそれぞれ担当する。日銀によると、総裁が臨時開催を除いた通常の決定会合を欠席するのは、1998年の新日銀法施行後では初めて。

 政策金利である短期金利の誘導目標が現在の0・75%程度から1・0%程度に引き上げられれば、1995年以来、約31年ぶりの高水準となる。

 また、決定会合では、2027年4月以降の国債買い入れ額の減額計画も議論する。日銀は24年8月以降、毎月の買い入れ額を段階的に減らしており、27年3月の買い入れ額は月2・1兆円となる予定だ。東京債券市場では5月に長期金利が一時的に急上昇(債券価格は下落)する場面があり、日銀内には、市場の安定に向け、27年4月以降の新たな減額を停止する案がある。