ラストライブを行ったSHISHAMOの吉川美冴貴

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 女性3人組バンドのSHISHAMOが14日、地元・川崎市のUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu(等々力陸上競技場)でラストライブを行った。2013年のデビューから13年。13日との2日間で計7万人に見守られ、バンド活動に終止符を打った。

 25年2月から体調不良のため活動休止していたドラムスの吉川美冴貴は、ボーカル&ギターの宮崎朝子に呼び込まれ、ダブルアンコールにサプライズ登場。元気な姿で代表曲「明日も」、「明日はない」など3曲で限定復帰し、力強いドラムプレーを披露した。

 休養期間中について「大好きだったドラムが思うようにたたけなくなったり、音楽まで聴けなくなってしまったり、心が折れてしまいそうになることがいっぱいありました」と告白。それでも、この日のライブをモチベーションに変え、懸命に練習に励んだ。「一度はステージに立つことを完全に諦めたことがあったんですけど、どうしても最後に、皆さんにお会いして自分の言葉で直接、『ありがとう』と『さよなら』を言いたくて。その一心で、今日まで練習してきました」と明かした。

 これまでの歩みを振り返り、「本当に私はずっとずっと幸せでした。一瞬、一瞬が私にとって、かけがえのない宝物になりました」と感謝。「たくさんの宝物を大きい力に変えて、明日からはその力で新しい自分を生きていきます」と誓った。

【最後のあいさつ全文】

 ありがとうございます。こんばんは、お久しぶりです。ドラムの吉川です。この度はご心配をおかけしました。休んでいる間、大好きだったドラムが思うようにたたけなくなったり、音楽まで聴けなくなってしまったり、心が折れてしまいそうになることがいっぱいありました。一度はステージに立つことを完全に諦めたことがあったんですけど、どうしても最後に、皆さんにお会いして自分の言葉で直接『ありがとう』と『さよなら』を言いたくて。その一心で、今日まで練習してきました。

 今日こうやって2人と同じステージに立てて、皆さんに直接お会いできて、何よりもうれしいです。いろいろなことが報われました。本当にありがとうございます。

 この13年間、軽音楽部時代から振り返ると16年間、本当に私はずっとずっと幸せでした。楽しいことばかりじゃなくて、「もうダメだ」と思うこともあったけど、移動中の車、リハーサルスタジオや楽屋でたわいのない話をして涙が出るまで笑ったり、皆さんが見たことのない景色を見させてくれました。その一瞬、一瞬が私にとって、かけがえのない宝物になりました。

 SHISHAMOは今日で終わってしまうんですけど、SHISHAMOの音楽は、この先何年も何十年も皆さんのもとにあり続けます。そして、私たちが皆さんと一緒に過ごしたかけがえのない日々は、私たちの中にずっとずっと残っていきます。絶対に消えないです、これは。今度はたくさんの宝物を大きい力に変えて、明日からはその力で新しい自分を生きていきます。

 だから皆さんもSHISHAMOの音楽が、SHISHAMOと生きてきた時間が、生きていく力になったら本当にうれしいです。私は生まれてきて良かったです。SHISHAMOに出会えて良かったです。13年間、本当にありがとうございました。