ゼレンスキー氏とプーチン氏の「連絡役」は露の富豪・アブラモビッチ氏…水面下で活動、直接会談は実現せず
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は7日、ロシア人の富豪ロマン・アブラモビッチ氏を通じ、プーチン露大統領に直接会談を持ちかけていたことを明らかにした。
公開書簡による提案に先立つ試みで、会談は実現しなかったが、アブラモビッチ氏は交戦中の両国をつなぐ「連絡役」として水面下で活動を続けている模様だ。
アブラモビッチ氏は、プーチン政権と近いオリガルヒ(新興財閥)の一人。ゼレンスキー氏は同日放送の英スカイニュースのインタビューで、アブラモビッチ氏とウクライナの首都キーウで面会し、ロシアが要求する東部ドンバス地方の割譲には応じないとのメッセージを託したと説明した。
プーチン氏は今月5日、ゼレンスキー氏が書簡で提案した首脳会談を拒否する考えを表明。その際、書簡より前に「露ビジネス界を代表する一人」を介してウクライナ側とやりとりがあったことに言及していた。
英紙フィナンシャル・タイムズは、アブラモビッチ氏が侵略開始直後の和平交渉や黒海経由でのウクライナ産穀物の輸出を巡る合意のほか、米国主導の和平協議や捕虜交換にも関与していると伝えている。
