ライブラストではファンと次の約束も!岬 なこ、2ndアルバムを引っ提げて開催した“岬なこ 2nd Live Tour Reflection”レポート

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岬 なこが、2ndアルバム『Repeated Reflect』を携え、愛知、大阪、東京をまわるツアー“岬なこ 2nd Live Tour Reflection”。最高のセットリストで、曲に込めたメッセージを届け、集まったファン全員を幸せな気持ちにさせる、そんな素敵なライブだった。本稿では5月23日、J:COMホール八王子で行われたツアーファイナルの模様をレポートする。

PHOTOGRAPHY BY 関 竜太
TEXT BY 塚越淳一

会場の空気を作り、曲の良さを最大限に引き出して届ける、岬 なこのライブのすごさ

2023年7月5日、アルバム『day to YOU』でデビューし、今年1月14日に2ndアルバム『Repeated Reflect』をリリースした岬 なこが、2ndライブ“岬なこ 2nd Live Tour Reflection”を開催した。途中、アコースティックライブは行っているが、1stライブから考えると、約2年半ぶりのワンマンライブとなる。

開演時間になり、ステージに、バンドメンバーの黒須克彦(b、バンマス)、寺前“アンジェロ”甲(g)、畠中文子(key)、MIZUKI(ds)が登場すると、Overtureを演奏し始める。集まったファンのクラップの大きさは、この日を楽しみにしていたという気持ちの表れだろう。そこに岬 なこが登場すると、大きな歓声が起こる。

「“岬なこ 2nd Live Tour Reflection”東京公演、よろしくお願いします!」と叫ぶと、クラップは更に大きくなる。OPナンバーは「morning morning」!1日の始まりのワクワク感を歌ったこの曲は、ライブの幕開けにもふさわしい。何よりデビュー作に収録されている曲なので、ライブでも育ってきていて、彼女が左手を振り上げ、マイクを客席に向けて煽れば、「オイ!オイ!」の大コールが巻き起こっていた。イントロでどよめいたのは「ちいさな蕾」。印象的なリフレインと、前へ前へと突き進むような気持ちにさせてくれるドラムのビート、そして伸びやかで真っ直ぐな彼女の歌声が、パッと会場を華やかにしてくれる。ステージ両端の照明も、まるで花が咲き、花びらがくるくると回転しているように見えた。

「こんばんはー!東京公演ツアーファイナルの参加、ありがとうございます!」と挨拶し、会場となった八王子にちなんだ話をすると、「皆さん、今日はすべてを出し切る準備をしてきてくれたということですよね?ここから盛り上げていきますので、置いていかれないように、付いてきてください!」と伝える。

数多くのミラーボールから、会場中に光がリフレクトされていくなかで披露したのは「街角カレイドスコープ」。グルービーな楽曲なので、心地良いリズムに体を揺らしながら歌っていく。間奏では、みんなでクラップを楽しみ、それを聞いた岬 なこも「完璧です!」とグーサインをして太鼓判を押す。「Happy × Hungry」のキャッチーなイントロが鳴り響くと、「皆さん“イエーイ!”ですよ。行きますよ?せーの」と合図を送り、みんなが“イエーイ!!”と叫ぶと、ここも「すごいじゃん!」と褒め讃える。そして、ラップ調のAメロ、みんなとの掛け合いを楽しむBメロ、キャッチーなサビでは、手を左右に振って気持ちを1つにする。コール&レスポンスもある、みんなではしゃげる構成の曲だが、しっかり場の空気を作り、この曲のグルーヴに合わせてみんなをノらせることができるのは、もはや才能だ。一瞬で会場の空気を掌握することができる彼女だからこそ、曲の持つポテンシャルを、完璧に引き出すことができるのだと思う。

そこから、ウィスパー気味の語り調のボーカルが印象的なポップス「もしもし.com」へ。かわいいに全振りした曲だが、MCで「置いていかれないように」と言っていたのは、この落差のことなのかもしれない。ただ、誰も置いていかず、曲の世界にすぐに誘ってくれる、岬 なこの圧倒的な表現力。そのパフォーマンス力のすごさに、驚くしかなかった。

ここで、東京公演のゲスト、sajou no hanaのsanaを招き入れる。sanaは、彼女が大好きで尊敬しているというボーカリストで、「2ndアルバムでは、『Push the Trunk』を一緒に歌わせていただいたり、他の曲でもご縁があるんです。私のライブに来てくださるなんて!」と感謝を伝えると、sanaもゲストで呼んでくれた喜びを伝える。

そこから2人で歌を届けていく。まずは、sajou no hanaの「ここにいたい」。この曲の作詞・作曲をする渡辺 翔は、岬 なこのデビュー曲で楽曲提供をしているが、やはり雰囲気はまったく違う。シリアスな2人の歌声が曲に溶け込み、また違う色になっていた。sanaが「一緒に、声を出して楽しんでいきましょう!」と叫んで始まったのは「SHINE BRIGHT REVOLUTION」。sanaが作詞を担当した、ライブで盛り上がれる岬 なこのナンバーだ。2人はステージを広く使って、声を隅々にまで届け、声が合わさるところでは見つめ合いながら歌い、パワフルな歌声を響かせていた。歌い終わると「喉がからっからだよ!」と水分補給し、最後にコラボ曲「Push the Trunk」(岬なこ & sajou no hana名義)を披露する。2人の歌とバンドの演奏が、曲が進むにつれて高まっていく。こちらも渡辺 翔が手掛けた曲だが、歌と演奏と楽曲、すべてが最高の相乗効果を生み出し、観客もそれに巻き込まれるように盛り上がっていくーー、ライブの醍醐味が凝縮したような時間だった。

そして-Band Interlude-で、バンドメンバーを紹介。ここでは、岬自身が、「最高のバンドメンバーです!」と、誇らしげに名前を呼んでいっていたのが印象的だった。そこから、ライブは後半戦へ。

再び複数のミラーボールが光を拡散させた「Dancing! Singing! Feeling!」。しっとりと歌うところから疾走感あるサビへ突き進む、メリハリのあるボーカル。途中、ボーカルだけになる“Won’t you kiss me”での引きも最高で、そこからの盛り上がりはすごかった。少し前のトレンディドラマの主題歌のようなレトロさがお洒落な、ダンスポップナンバー「銀のシュプール」は、大人っぽい歌声で心地良くノらせる。

ファンが楽しんでいる笑顔を見るのが楽しいと語る岬 なこ。ちなみに「私、本編捌けないからさ、リップ直していい?」とステージ上でリップを塗っていたのもレアで、かなり面白い光景だった。そんな和ませるMCをしておきながら、「皆さん、若干落ち着いていたりします?まだ、声を出せますよね?」と急な煽りを入れてファンのスイッチを入れると、「えくすとりーむ・どりーむ」で急加速!この曲では、ギターとベースもステージの前方に出て、会場を盛り上げ、ファンも「オイ!オイ!」と、熱量高い掛け声をステージに送り続けていた。そのまま、キュートなポップチューン「恋のカウント 1・2・3」でも、みんなで声を出して楽しむ。“今日も言えなかったな”の語尾でがっかり感を出したり、ボーカルの表現力はもちろんだが、歌詞に合わせた動き(ジェスチャー)もかわいらしい。そして、お洒落なポップチューンの「スイートサイン」では、ピンクに染まった世界でリラックスした歌声を響かせる。

ジャジーなピアノから始まった、-Dance Interlude-。ダンスに強い思い入れがある彼女が、1stライブ同様、ダンスにフィーチャーした時間を作り、キレのあるダンスを披露する。曲調も途中でガラッと変わり、ダンスも激しいビートに合わせたヒップホップダンスに変化していく。このパフォーマンス力も、彼女の武器だし、かっこ良さだ。大きな拍手を受け、悪戯な笑い声から始まる「LØVE CAGE」へ。ここでの妖艶なボーカルは、どれだけの引き出しがあるんだと驚かせてくれた。ただ、決して付け焼き刃ではなく、しっかり自分のものにしているのが素晴らしいし、ダンスパートからの流れをしっかり汲み取っていたので、曲順も完璧だった。

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今日という奇跡の1日を噛み締め、歌に乗せーー

ここで一旦、みんなを座らせ怒涛だったブロックを振り返る。そして、「ここからは、しっとりと浸っていただこうと思っています」と、ゆったりとしたバラードを届けるブロックへ。

「Meteor」では柔らかい光に包まれながら、美しく透き通った歌声を響かせる。「群青セツナ」はピアノと呼吸を合わせながら歌い、サビでバンドの音が一気に重なり色づいていく。群青色の光もとてもきれいだったし、歌詞の情景が見えるような、心のこもった歌声で、最後の言葉の余韻の残し方も、丁寧で美しかった。

サウンドが力強くなっていった「HURRAY!」は、前へ突き進む強い気持ち、自分を奮い立たせる気持ちを、少し声を震わせながら表現していく。力強いドラムのビートも含めたサウンドも、主人公の気持ちにしっかり寄り添う。「皆さん、立ち上がれますか!もっともっと盛り上がっていけますか!」と叫び、再び大きな声とクラップが渦巻いた「Brand New Days!」へ。サビでの掛け合いは、ファンとの絆が見えるようだった。この2曲の流れも物語性があって、気持ちを思い切りアゲてくれた。

「皆さん、声出しもバッチリでした!」と喜び、そして「メロディ、歌詞1つ1つに思いを込めて楽曲を作ってくださっているので、それがちゃんと端から端まで届けばいいなという思いで歌わせてもらっています」と、このライブへの想いを吐露する。そして「今日、こうして皆さんが揃ったのも出会いですし、奇跡なので、1つ1つの出会いを大切にしていきたいと改めて思いました。しんみりした気持ちになるんですけど、もう1曲聴いていただきたいと思います」と伝え、本編ラストに「Cross over」を届ける。これまで歩んできた道を振り返りつつ、違う道を歩んできたみんなが、この会場に集まった奇跡に思いを馳せる。ステージから客席に放たれた光が、いくつも交差しているという演出も素敵だった。歌詞にある<“出会えた”じゃなく“見つけ合えた”>という言葉を大切に歌い、アウトロが響くなか、ステージを降りる。

大きなアンコールに応えて、再びステージに戻ると「いろづく」で、会場をハッピーな気持ちにさせる。そして「(アンコールで)呼んでいただけるって、心がポカポカしますね」と感謝を伝え、「Light Me Up!」と「ぽぽきゅん!」は、クラップをしながら、声を出して楽しむ。そして「みんなの、思い思いの〈ぽぽぽきゅん!〉のコールは、笑っちゃう」と、ライブを思い出しながら笑う。

そして、「最後の最後まで浸ってほしいです。アーティスト活動をさせていただいている岬 なこにとって、とっても大事な楽曲を最後に歌わせていただこうかなと思います」と言って、大切な大きな一歩を踏み出せたデビュー曲「ソラトレイト」を届けていく。「岬なこの歌が好き」というファンの声が、彼女の背中を押し、デビューに至ったので、ファンとの絆というのも感じながら、曲に聴き入ってしまった。歌い終わると「みんなみんな、大好きだ!」と言って、2ndツアーを締め括る。

たくさんのミラーボールを使い、光を“リフレクト”させるなど、光の演出も素晴らしかったが、基本的には歌とバンドの演奏で、曲に込めたメッセージをしっかり届けるライブだった。それでも、こんなにも楽しめて、感動できるライブができるのは、岬 なこだからこそだろう。すべてのステージを終えると、最後にひょこっと出てきて、4thシングル「青の足跡」を、7月29日にリリースをすることを告げる。しっかりライブをパッケージとして観せて、その後に告知をするというのも、何とも彼女らしい。会場に詰めかけたファンへ、次の約束をして終えた2ndライブ。ライブを楽しみたいのならば、岬 なこのライブは、絶対に生で観るべきものであることは、断言しておきたい。

<セットリスト>
Overture
M01:morning morning
M02:ちいさな蕾
M03:街角カレイドスコープ
M04:Happy × Hungry
M05:もしもし.com
M06:ここにいたい(sajou no hana)
M07:SHINE BRIGHT REVOLUTION
M08:Push the Trunk
-Band Interlude-
M09:Dancing! Singing! Feeling!
M10:銀のシュプール
M11:えくすとりーむ・どりーむ
M12:恋のカウント1・2・3
M13:スイートサイン
-Dance Interlude-
M14:LØVE CAGE
M15:Meteor
M16:群青セツナ
M17:HURRAY!
M18:Brand New Days!
M19:Cross over
<ENCORE>
M20:いろづく
M21:Light Me Up!
M22:ぽぽきゅん!
M23:ソラトレイト

●リリース情報
「青の足跡」
2026年7月29日発売

【初回限定盤(CD+BD)】
品番:LACM-34835
価格:¥2,750(税込)

【通常盤(CD)】
品番:LACM-24835
価格:¥1,650(税込)

<CD>
表題曲+c/w(1曲)+各Off Vocal(2曲)の計4曲収録

<BD>
「青の足跡」Music Video+MVメイキングを収録

▼ご予約はこちら

初回限定盤:https://lnk.to/LACM-34835

通常盤:https://lnk.to/LACM-24835

関連リンク

岬 なこ オフィシャルサイト
https://lantis.jp/misakinako/

岬 なこ 公式X
https://x.com/MisakiNako_

岬 なこ オフィシャルYouTubeチャンネル