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 ◇交流戦 阪神2─5日本ハム(2026年5月27日 甲子園)

 阪神にミスが重なった。日本ハムと同じ2失策ながら、スコアは2―5となり、交流戦連敗発進となった。失策が失点に直結した一戦を、藤川監督は「それも野球。チームとしてここで起こったプレーを、この後、つなげていく」と総括した。

 最初のほころびは、1―0の5回だ。2死一、二塁から加藤貴が放った同点中前打を、高寺が本塁へ悪送球。一塁走者・進藤の三進と加藤貴の二進を許した。雨で芝が濡れ、手元が狂ったとみられるが「低く投げなきゃいけなかった」と反省の弁だ。

 水野の勝ち越し左前打に続くエドポロの打席では、正妻が痛恨のミスを犯した。2球目、水野の二盗に乗じて離塁した三塁走者・加藤貴への坂本のけん制球がそれた。加藤貴は労せず生還。ここで坂本がエドポロと接触したことから、虎将は球審に守備妨害として抗議したが、審判団の協議の結果「自然な流れ。インプレー」との判断で、重い3失点目が刻まれた。

 「エドポロ選手はルーキーだし、妨害行為を故意的にするはずがないということはもちろん自分も分かった。ルールの状況と照らし合わせて、アンパイアと話をして解決した」

 藤川監督は納得の表情ながら、当の坂本はうつむき加減で語る。

 「審判の判断。自然の(流れの)中という判断なら、こっちの技術不足。大竹にもチームにも迷惑をかけた」

 直後の攻撃で森下の反撃12号ソロが飛び出し、2―3。終盤での逆転を期した猛虎に水を差したのが、大山だった。7回、1死一塁から五十幡の平凡な一ゴロを捕球後、二塁転送を試みたスキに韋駄天(いだてん)にあっさりと一塁を駆け抜けられた。そこから2失点し、試合は決まった。

 打線は相手を上回る12安打しながら、先頭打者が出塁した4、5、7回全てを2人目の打者の併殺で逸機。リーグトップの42併殺までふくれ上がった甲子園の夜は、涙雨がやまなかった。(八木 勇磨)