銀座の老舗喫茶店『十一房珈琲店』で味わう、手動焙煎機と点滴淹れが生む″まろい″コーヒー

写真拡大 (全4枚)

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・銀座の老舗喫茶店『十一房珈琲店』です。

昔ながらの釜と独自のネルドリップで味を継承&挑戦する

店内に掲げる古い看板「カフェベシェ」は昭和53年の創業時の名。20年ほど前に移転した際に冠を変えて現在の店名となった。店主の長谷川さんは学生時代からの常連で、縁あって憧れの店を受け継いだそう。

その見た目から「ブタ釜」と呼ばれる手動式焙煎機を使うのも昔のままだ。数十秒単位で焙煎具合を調整する豆は約20種。質のいい素材を仕入れるのは当然、個々をどう解釈して表現するか、それが味の個性となる訳で、職人の腕でもあるという。

フルシティロースト920円、キャトルキャール(バターパウンドケーキ)550円

『十一房珈琲店』(左)フルシティロースト 920円 (右)キャトルキャール(バターパウンドケーキ) 550円 ブレンドは深煎りから浅煎りまで5種。中深煎りのフルシティローストは店のスタンダード

ネルでじっくり抽出するコーヒーは粉の膨らみなど状態を見ながら1滴1滴落とす“点滴淹れ”で1杯に4〜5分かける。これがこっくりしたとろみ&旨みを生む。曰く “まろい”味。

そんなクラシカルなメニューを守りつつ期間限定で希少な豆も扱うのは長谷川さんが始めた取り組み。継承と挑戦、名店の矜持を味わいたい。

『十一房珈琲店』店主 長谷川能一さん

店主:長谷川能一さん「全体的にやや深煎りにウェイトを置いています」

『十一房珈琲店』入口にある手動式焙煎機。店はコロナ禍を機に3人以上の入店不可、「声のトーンを落としてのご利用を」と声がけしている

銀座『十一房珈琲店』

[店名]『十一房珈琲店』

[住所]東京都中央区銀座2-2-19

[電話]03-3564-3176

[営業時間]11時〜21時半

[休日]無休(年末年始は休み)

[交通]地下鉄有楽町線銀座一丁目駅4番出口からすぐ

写真/松田麻樹、取材/肥田木奈々

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

※画像ギャラリーでは、老舗喫茶店の絶品コーヒー&フードの画像をご覧いただけます

※月刊情報誌『おとなの週末』2026年4月号発売時点の情報です。

【画像ギャラリー】『十一房珈琲店』の「フルシティロースト」がコレ!中深煎りのフルシティローストは店のスタンダードの味(7枚)