第79回カンヌ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した(左から)岡本多緒さん、ヴィルジニー・エフィラさん Kate Green Getty Images Entertainment :ゲッティイメージズ提供

写真拡大 (全5枚)

フランスで開催された第79回カンヌ国際映画祭で、最優秀女優賞に輝いた俳優の岡本多緒さん(41)とヴィルジニー・エフィラさん(49)の2人と、メガホンを取った濱口竜介監督(47)が日本時間24日、授賞式後にインタビューに応じ、喜びを語りました。

岡本さんとヴィルジニーさんは、共に主演した映画『急に具合が悪くなる』(6月19日公開)での演技が評価され、最優秀女優賞をW受賞。この賞を日本人が受賞するのは史上初の快挙です。

■ヴィルジニー・エフィラ「魂だけが離脱してしまったよう」

授賞式で自身の名前を呼ばれた瞬間の心境について、ヴィルジニーさんは「自分の名前を聞いた時はまさかと思って、本当に頭の中が真っ白になって、魂だけが離脱してしまったような感覚でした」と振り返りました。

また「真っ先に濱口竜介監督の方を向いて、もちろん多緒さんともその場ですぐに心が通わせられた気がして。それから“とにかくうれしい”、“おめでとう!”という気持ちでした」と喜びを明かしました。

■岡本多緒「頭が真っ白」

一方、岡本さんは「頭が真っ白になって、記憶がごちゃごちゃですけど、多分先に監督の方を向いたんだと思います。見たことのないような優しい顔…いつもにこやかで優しいんですけど。すごく喜んでくれてるのが伝わって、“本当に私の名前だったのかもしれない”みたいな。で、こっち向いたらヴィルジニーも“はー”ってなってて。本当なのかもしれないみたいなのが、だんだん現実に戻ってきた感じで、すっごく時間かかりました」と興奮した様子で語りました。

濱口監督は「2人の仕事は本当に(この賞に)ふさわしいです。演技が単に素晴らしいだけじゃなくて、2人がそのために重ねてきた努力というものも、私は見ていたので。本当にありがとうございました」と主演の2人に感謝を伝えました。

本作は、フランス・パリ郊外の介護施設を舞台に、ヴィルジニーさん演じる施設長のマリー=ルーと、岡本さん演じるがん闘病中の日本人演出家・真理が偶然出会い、友情を超えるきずなを結んでいく物語です。