中国の新職業「鉄骨組立工」、専門性高まりキャリア広がる

【新華社南寧5月12日】中国では今、新しい職業が次々と生まれている。鉄骨組立工の朱攀(しゅ・はん)さん(34)は江蘇省徐州市沛県の農村出身で、22歳の時に現在の業界に入り、山東、甘粛、山西各省などで高所作業に携わってきた。
広西チワン族自治区南寧と広東省珠海の間で建設が進む南珠高速鉄道・玉林市−岑渓市区間の容県南駅で4月、屋根の工事が行われ、朱さんは同僚5人と共に鉄骨を施工した。2300平方メートルを6人で担当するなど、以前は考えられないことだった。

鉄骨組立工は建設業界の工業化に伴って登場した。人力資源・社会保障部が昨年7月に17の新職業の一つとして発表すると、朱さんはすぐに資格を取得した。
朱さんは「自分の仕事は建物の骨組み作りで、真の技術は細部に宿る。図面は施工の『暗号書』のようなもので、図面を分析してから現場で組み立てるが、どの工程も正確さが求められ、誤差は2ミリ以内に収めなければならない。少しでもずれると構造全体の安全性に影響が出る」と語る。

人工知能(AI)などを活用したスマート建設や環境に優しいグリーン(環境配慮型)建設、あらかじめ工場で生産された部材を使うプレハブ建築の普及に伴い、従来の施工方法では品質要件を満たせなくなり、鉄骨組立を専門とする人材への需要が高まっている。
朱さんと同郷で同じく鉄骨組立工の王福建(おう・ふっけん)さんは今年初め、玉林北−岑渓東区間にある岑渓東駅の工事を終えると、中国企業が海外で進める建設プロジェクトの現場へと移った。容県南駅の完成後に朱さんも後に続くつもりだといい「多角的な技能制度は鉄骨組立工に品質やプロセスを統括するエンジニア、グリーン建築技師などに転身する機会を与えてくれる。この機会にキャリアパスを広げ、新たな道を切り開きたい」と将来を見据える。(記者/張愛林)







