トランプ大統領がイランの終戦案を拒否した翌日、米海軍が「極秘」原子力潜水艦の位置を公開して圧力
トランプ米大統領がイランの終戦案を拒否した翌日の11日(現地時間)、米軍が異例にも「極秘」とされる原子力潜水艦の位置を公開した。
欧州とアフリカを担当する米海軍第6艦隊は同日、報道資料を通じて「オハイオ級弾道ミサイル原子力潜水艦が10日、スペイン南海岸の英国領ジブラルタルに到着した」と発表した。
続いて「今回の寄港は米国の能力と柔軟性、そして北大西洋条約機構(NATO)同盟国に対する公約を示すものだ」とし「オハイオ級潜水艦は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の探知不可能な発射プラットフォームであり、米国の核の三本柱のうち最も生存性が高い」と説明した。米国の核の三本柱はSLBM、地上発射型大陸間弾道ミサイル(ICBM)、戦略爆撃機で構成される。潜水艦の写真も公開されたが、潜水艦の名称は明らかにされなかった。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、こうした米海軍の原子力潜水艦の位置公開について、位置情報は極秘でありほとんど公表されないとした上で、トランプ大統領がイランの最新終戦案を拒否した直後に取られた異例の措置と評価した。
米軍事専門メディアの星条旗新聞も、米軍の原子力潜水艦が姿を現すのは異例であり、通常は戦略的抑止メッセージを送るためのものだと報じた。同紙は14隻のオハイオ級弾道ミサイル潜水艦のうち「アラスカ」がジブラルタル海峡に到着し、同艦は核弾頭の装着が可能なトライデントミサイルを搭載していると説明した。また米原子力潜水艦は、黒海を含む地域的な緊張が高まって地中海に米国、NATO、ロシアの軍艦が集結した2021年6月にもジブラルタルに寄港したと伝えた。
一方、トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスで行われた記者団との対話中に軍事作戦再開の可能性を示唆し、イランに圧力を加えた。イランが前日に送ってきた終戦案について「全く受け入れられない提案だった」とし「彼らが送ってきたクズのような文書(that piece of garbage they sent us)は最後まで読んでいない。読むのは時間の無駄」と述べた。
またイランとの停戦を「生命維持装置にかろうじて依存している状態」に例え、中断中の「プロジェクト・フリーダム」を再開する可能性を示唆した。軍事措置というカードをちらつかせながらイランをさらに追い込む狙いがあると解釈される。
