中国・ハルビン市、「氷雪観光」が通年化し活況

【新華社ハルビン5月6日】中国黒竜江省ハルビン市では、オフシーズンに雪や氷の景色、ウインタースポーツなどを楽しむ「氷雪観光」が、文化・観光の新たな目玉となっている。季節的な制約を乗り越え、氷雪資源を参加・体験型の魅力的なコンテンツへと転換させている。
屋外は春の息吹が漂うが、氷雪テーマパーク「ハルビン氷雪大世界」内の大型屋内施設「夢幻氷雪館」には、ひんやりとした空気が広がる。屋内は恒温管理技術により、本物の雪と氷が常時再現され、いつ訪れても「一瞬で冬」に入り込むような体験ができる。
広東省から来た黄(こう)さんは「全く寒くない。施設が厚手の衣類や靴を用意してくれた」と話し、「雪や氷の美しい景色だけでなく、さまざまなアクティビティーもあり、冬の楽しみを逃してしまった悔しさを吹き飛ばしてくれた」と満足そうに語った。
「ハルビン氷雪大世界」の職員によると、2月の開館以降、同館は国内観光客だけでなく、シンガポールやマレーシアなどからの海外客も多く訪れ、記念撮影などを楽しんでいるという。

没入型の氷雪観光を打ち出すハルビン市は、体験型の消費活動「体験経済」の持つ価値をさらに掘り下げると同時に、ウインタースポーツの場も拡充し魅力を多角的に引き出している。
市内の大型屋内スキー場「熱雪奇跡」に足を踏み入れると、フル装備のスキーヤーが滑りを楽しんでいる。場内には斜度の異なるコース8本設けられ、最大高低差は80メートルに達する。
同施設の宋光旭(そう・こうきょく)総経理は「あらゆる年齢層の人々が、それぞれに適したウィンタースポーツを通年で楽しめるよう取り組んでいる」と語る。1〜5日の労働節(メーデー)連休にはスノーチュービングやロボットショーなど、特色あるプログラムを一斉に打ち出し、氷雪文化観光のコンテンツをさらに充実させることで、新たな「体験経済」を創出していくという。(記者/劉赫垚、徐凱鑫)
