「私も使っていた…」現場記者たちに衝撃が走った、安達優季容疑者の「公衆トイレ」遺体遺棄
自宅から約2キロ先にある公衆トイレ
京都府南丹市の山林で安達結希くん(11)の遺体が見つかった『京都小6事件』。死体遺棄の疑いで逮捕された安達優季容疑者(37)は、
「私のやったことに間違いありません」
と容疑を認めている。また、安達容疑者は逮捕前の任意の調べで、
「首を絞めて殺した」
と供述していたことが4月17日にわかった。
府警の精査により、結希くんが行方不明となった3月23日から遺体が発見された4月13日までの間、安達容疑者が遺体を市内の数ヵ所にわたって移し替えていた疑いが浮上。その足取りの中に、「るり渓」の駐車場内にある公衆トイレが含まれている。
4月18日に現場検証が行われた公衆トイレの場所は、安達容疑者の自宅から北西に約2キロの地点に位置する。13日に遺体が発見された自宅北東約7キロの山林とは別の方角であり、府警は容疑者が捜査を攪乱する目的、あるいは隠匿場所を転々とさせていた経緯を詳しく調べている。
今回の現場検証を受け、事件発生当初から現地で取材を続けてきた報道各社の間には、大きな衝撃が走っている。
るり渓の駐車場は、容疑者宅からほど近い数少ない公共施設であり、この一週間、自宅前で張り込みを続けていた多くの記者やカメラマンが、休憩や身支度のために日常的にこの公衆トイレを利用していた。
取材拠点の目と鼻の先に、一時的とはいえ遺体が置かれていた可能性が示されたことで、凄惨な事件の経過と、その「影」のすぐ側で取材を続けていた事実に、現場の記者らからは驚きと戸惑いの声が漏れている。
地元紙記者は本サイトの取材に
「連日連夜、テレビから新聞、雑誌まで多くの記者が逮捕前から結希くんの実家前に、三脚を立てカメラを構えるなどして、待機していました。特に逮捕の日には40人を超えるマスコミがいました。周辺はコンビニやスーパーが一切なく、トイレに行く場合は自宅から約2キロ先にある公衆トイレに行かなければならず、各社は歩いたり、手配しているタクシーやレンタカーを使い、トイレに向かっていました。もちろん、私も使っていました……」
また、トイレの構造については
「トイレの横には小さな渓流が流れていて、穏やかな場所です。手前に男子トイレ、多目的トイレを挟み奥に女子トイレがありました。男子トイレの構造は大きくはなく、小便器が2つ程度で、和式トイレが1つといった小さなもの。清掃は行き届いており小便などのアンモニア臭もそこまで強くはなく、比較的綺麗なトイレとして、各社に認知されていました」(同・地元紙記者)
と話す。
今回、そのトイレに結希くんの遺体が一時的に置かれていたことについて、大手紙社会部記者も驚きを隠せない。
「まさか自分たちが使っていたトイレで、安達容疑者がそんなことをしていたなんて思ってもいなかったです。怖いというよりは、安達容疑者の残忍性に引いている記者が多い印象です」
そんな安達容疑者の旧姓は「山本」。京都市内に生まれ育ったという。
普段は優しいが、急に沸点を超え
小中学校を共にした同級生は取材に対し、
「彼はみんなのトップというか、引っ張る立場だった」
という。安達容疑者は物事をまとめる能力に長け、遊びの計画やクラスの決めごとにおいても
「うまく取りまとめてしまう一手を打つ」(同・同級生)
ような存在だった。
中学校では生徒会長を務め、サッカー部でも活動。
「人望は、なくはなかったと思う」(同・同級生)
と女性は振り返る。周囲からは「みつお」というニックネームで親しまれ、ごく普通の会話を交わす「優しい」少年として記憶されていた。
しかし、その穏やかな顔の裏には、突発的な暴力性が潜んでいた。同級生が今も忘れられないのは、小学校高学年の時に起きた「机投げ」の光景だ。
「普段は優しいが、急に沸点を超えるところがあった」(同・同級生)
安達容疑者は周囲から強く責められた際、言葉で言い返すよりも先に、感情を爆発させて机を投げつけたことが一度あったという。
「普通の人ならだんだん怒っていくが、彼は急に沸点を超えた。急に危ない顔をするようなところがあった」(同・同級生)
と証言する。
地元の中学校へ進学、高校を卒業後、社会人となった安達容疑者は、電機関係の会社に就職した。交代勤務などが重なり、多忙を極める生活を送っていたという。
「休みがなかなか取れない」
と周囲に漏らしており、成人式や同窓会も「仕事が入った」として姿を見せなかった。
私生活では「かなり年上の女性」と結婚したが、同居していた祖母からは
「年が上で、私は望まなかった」
という戸惑いの声も聞かれた。かつての知人は、年上の相手に安らぎを求めた背景に
「何か満たされないものがあったのか」
と思いを巡らせる。
現在の安達容疑者の姿に、前出の同級生は
「何してくれてんねん」
と強い不快感を露わにする。なぜ凄惨な事件の容疑者となったのか。同級生たちの間には、困惑と怒りが広がっている――。
取材・文:荒木田 範文(FRIDAYデジタル芸能デスク)
