[4.19 プレミアリーグ第33節 マンチェスター・シティ 2-1 アーセナル]

 プレミアリーグは19日、各地で第33節を開催。マンチェスター・シティとアーセナルが対戦したシーズン終盤の大一番は2-1でホームのシティが勝利。一時は独走していたアーセナルを猛追し、その勝ち点差はシティ1試合未消化の状態でわずかに3。プレミア覇権争いにますます火がつく結果となった。

 タイトルに大きく左右する天王山は試合序盤からハイレベルな攻防を繰り広げる。

 前半4分、ホームのシティに早速チャンスが訪れる。アーセナルのゴールキック時のビルドアップを狙っていたFWアーリング・ハーランドがGKダビド・ラヤのファーストタッチが大きくなったところを猛烈にプレス。タッチの差でわずかにラヤが早く触りクリア。いきなりヒヤリとするシーンとなった。

 その流れのスローインからサイド変わってMFジェレミ・ドクが仕掛ける。ポケットを取ったDFニコ・オライリーにパスを出すと中に折り返してハーランドがシュート。DFガブリエル・マガリャンイスのブロックに合うもこぼれ球にMFラヤン・シェルキ。右足のシュートはディフレクションしてポスト直撃。決定機となるが決めきれずチャンスを活かしきれない。

 前半15分のアーセナル。MFデクラン・ライスがボールを奪うとショートカウンターが炸裂する。中央のMFエベレチ・エゼにボールが渡ると独特なリズムで前を向き、スルーパス。今日ワントップで先発起用のFWカイ・ハバーツが抜け出すもオフサイド。シュートまではいけずも可能性を感じさせる。

 しかしその直後の前半16分、MFロドリのサイドチェンジをDFピエロ・インカピエがクリア。それをDFマテウス・ヌネスが拾い、胸で落とすとボールはシティの10番の元へ。シェルキが細かいタッチでペナルティエリア内に侵入し、ガブリエルを外して右足でシュート。ボールはシュートブロックに入ったDFウィリアン・サリバの股を抜け、ゴールネットに吸い込まれる。ワールドクラスのテクニックを見せつけたシェルキのゴールでホームのマンチェスター・シティが先制する。

 これでシティペースに試合が傾くかと思われた前半18分。ヌネスがスローインでGKジャンルイジ・ドンナルンマまでボールを下げるとハバーツが上手くコースを切りながら猛プレス。逆サイドへのフィードでプレス回避を試みるもドンナルンマが蹴ったボールはハバーツの足に当たり無情にもネットを揺らしてしまう。あっという間に1-1とアーセナルがゲームを振り出しに戻す。

 ゲームはそのままセカンドハーフへ移り、後半15分。またもライスのボール奪取からアーセナルがカウンターを繰り出す。そのまま左サイドの広大なスペースにパスを送るとエゼが受け取り、絶妙なタイミングで中へ。走り込んだMFマルティン・ウーデゴーアがこちらもタイミングを見計らいハバーツへ。左足を振り抜くもここはドンナルンマが立ちはだかりビッグセーブでチームを救う。

 続けざまに後半16分。ウーデゴーアの横パスをバイタルエリアで受けたエゼがわずかにずらして左足でシュート。カーブのかかった地を這うようなシュートは枠内に飛ぶもポスト直撃。勝ち越しゴールとはならない。

 すると後半20分のマンチェスター・シティ。左サイドバックのオライリーが前線までドリブルで駆け上がると左に開いたドクに預ける。もう一度オライリーがボールをもらい、ラストパス。この試合、攻守に効いているMFロドリが中盤から走り込みニアで潰れるとファーサイドで待ち構えていたのはエースのハーランド。ガブリエルを右手でブロックしながら、利き足を振り抜き勝ち越し点。2-1とシティが一歩前に出る。

 後半23分にはガブリエルとハーランド、お互いがユニフォームを強く引っ張り合い、ハーランドのインナーが破けるアクシデント。前半から激しくやり合っている両者。これぞ世界最高峰のFWとCBのフィジカルコンタクト。エティハドスタジアムの熱気は増していく。

 後半25分のアーセナル。ライスのフリーキックをファーサイドでガブリエルがヘッド。ボールはオライリーの脇腹をかすめ、ポスト直撃。後半アディショナルタイム5分には代わって入ったFWレアンドロ・トロサールのクロスにハバーツがフリーでヘディングシュートを放つもボールは枠の上。チャンスを作るも追いつけないアーセナル。試合はそのまま終了し、シティが2-1で勝利。優勝争いに望みをつなぐ結果となった。