岡本和真を苦しめる「外へ逃げる変化球」 “空振り率69.2%”が招く負の連鎖「高めへの弱さにもつながっている」

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岡本は適応力を問われることになる(C)Getty Images

 ブルージェイズの岡本和真が現地時間4月18日、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「7番・三塁」でスタメン出場し、2安打1打点をマークした。1安打目は第1打席、止めたバットに当たった打球が内野手の間を抜けるラッキーなヒットとなったが、6回の第3打席では150キロの速球を強振しレフト前へ運んでいる。ルーキーシーズン序盤、不振が囁かれる中で、自身4度目のマルチヒットを記録した。

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 開幕から勝ち星が伸びず勝率5割を下回っているチームともども、悪戦苦闘が続いている岡本。現在の打率は2割前後の数字となっており、打撃面における様々な課題を指摘する声も現地メディアから伝えられている。

 球団専門サイト『FANSIDED JAYS JOURNAL』では、ここまでレギュラー出場を続ける岡本に対し、「開幕ロースターから無傷で数週間を乗り切った数少ない選手の1人として、その健闘だけでも称賛に値する」などと評しながら、「とはいえ、『出場できること』だけが価値ではない。MLBキャリアを6試合連続安打でスタートさせたオカモトだが、その後は打撃不振に陥っている。週末のアリゾナ遠征を前に、OPSは.585、wRC+は70まで低下している」と指摘する。

 その上で、開幕以降、岡本が変化球への対応に戸惑っていると説く同メディアは、「外へ逃げていく球への対応に苦しんでいる」と主張。続けて、「スライダーに対する空振り率は56.3%、カッターに対しては69.2%という極端な数字(18試合終了時点)だ。右投手は低め外角を徹底的に攻め、それが結果的に高めの速球への弱さにもつながっている」などと、苦手球種や打ち取られるパターンも読み解いている。

 一方で、フォーシームに対しては「ハードヒット率64.7パーセント」と高いスタッツであると紹介しており、その内容について同メディアは、「オカモトが速球対応を重視しているのには理由がある。フリーエージェント時に『高い球速に対応できるのか』という疑問を投げかけられており、それに応える形で序盤は速球攻略を優先してきた」と強調。さらに、「海外リーグから移籍した選手が、いきなりMLBの速球に対応するのは容易ではないが、オカモトはその課題に正面から向き合ってきた」と振り返る。

 同メディアは今後を見通し、「野球は駆け引きのスポーツだ。オカモトは序盤、速球を打ち返すことで存在感を示した。しかしリーグ側は対応し、現在は変化球で優位に立っている。ここからはオカモト自身の適応力が問われる」と訴え、バッティングのさらなる改善を求めている。

 トップクラスの投手が居並ぶメジャーの環境で、岡本はどれだけ自らの特徴を生かし成績に繋げていけるか。ブルージェイズに白星をもたらすため、そしてメジャーで活躍し続けるためにも、そのパフォーマンスを磨き続けなければならない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]