JRT四国放送

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期の折り返しを迎えた、遠藤市政をシリーズで検証しています。

3回目の4月15日は、徳島駅前の顔「アミコビルの再生」についてです。

徳島駅前の顔「アミコビル」。

その再生は、遠藤市政の大きな課題の一つです。

アミコビルを管理運営する「徳島都市開発」は、遠藤市長が市長に就任した当時、そごう徳島店の撤退やコロナ禍での業績悪化を受け、2021年の決算以降4年連続の経常赤字という厳しい経営状況が続いていました。

そんな中、2024年12月、都市開発に大きな動きが。

(徳島市・遠藤彰良 市長)
「なかなかいい人が見つかったなということで、本当に喜んでいます。彼の経験、人脈、全てに期待をしております」

厳しい状況を打開するために白羽の矢がたったのが、南波岳大氏でした。

経営不振だった百貨店の再生に取り組んだ手腕がかわれ、民間出身者として初めての社長に就任。

早期の立て直しを図りました。

(南波岳大 氏)
「徳島アミコの再生に対して、ぜひ力を貸していただきたいというお話をいただきまして」

そんな中、駅前再生のため市が都市開発へ融資した20億円について、外部の専門家からは「ガバナンスが欠如している」との指摘が飛びます。

これを受けて遠藤市長は。

(徳島市・遠藤彰良 市長)
「ガバナンスの充実強化に向け、大株主として取締役などの経営体制の見直しを徳島都市開発とともに検討していきたい」

市は経営ビジョンの提出と、長期収支計画の見直しを都市開発に要求します。

しかし、都市開発は財政状況が厳しく「資料の作成は困難」と回答。

逆に、市に対して融資の返済猶予や追加融資などの支援を求める意見書を提出します。

(南波岳大 氏)
「(徳島市を)どういう街にしていきたいかということを、みんなで絵をかいて、『こういうビルにしていこう』という思いを共有すれば、アミコの使い方も変わるし、アミコに使うお金も変わってくる」

しかし、議員からは…。

(朋友会・加村祐志 議員)
「具体的にこれからの計画、(アミコビルを)再生する上で、どのように取り組んでいくのかが入っていない」

(松本泰典 第一副市長)
「(収支)計画の要請を徳島市として行ってきた。しかし、会社の経営状況がかなり厳しい中で、計画づくりがなかなかできないと」

「まちづくりのビジョンが示されないと計画は作れない」と話す都市開発と、「支援するにも収支計画がないと支援できない」という徳島市。

議論は平行線をだどります。

そんな中、南波氏は3月、突如辞任を発表。

「徳島全体の魅力づくりには力が及ばない」との理由でした。

4月末までは、暫定的に市の都築政務監が社長を務めることに。

2025年1月期の決算では5期連続の赤字となったものの、コスト削減の徹底で経営改善は進んでいるという都市開発。

4月14日に開かれた定例会見で、遠藤市長は。

(徳島市・遠藤彰良 市長)
「都市開発には、しっかり経営を頑張ってもらうしかないなと思っている」

民間から招集したリーダーさえも手放す形となった今、責任を押し付け合う段階は過ぎています。

多くの公金が投じられている以上、必要なのは精神論ではなく市民が納得できる、具体的な再生の「青写真」です。

民間初の社長ということや、過去の手腕も含めて南波氏には期待も大きかっただけに、突然の辞任には驚きました。

これで経営に関わる顔ぶれが再び硬直化してしまうと、アミコビルの再生が足踏みしてしまう可能性もあります。

徳島市がどのようにリーダーシップを発揮し、市民が納得できる再生計画を示していくのか、具体的で透明性の高い説明がこれまで以上に求められています。