「夫の喜ぶ顔が忘れられない」85歳の患者も…“女性器の手術”に踏み切った中高年女性の本音
日本の周産期医療は世界的に見ても非常にレベルが高く、赤ちゃんが無事に生まれるまでのケアは手厚い。一方、お産が終わった後のケアは、どうしてもおざなりにされてしまっていました。女性としては、その後も長く悩みを抱え続けます。産後のダメージは全治8ヶ月くらいの交通事故の後遺症に例えられることがあるくらいです。
保険診療ではカバーできない、そうした女性たちの悩みに応えたい。それが、私が自由診療でこのクリニックを開いた大きな理由です。現時点では自由診療ではありますが、今後は保健適応がされていくと良いなと思っています」
年齢を重ねれば性や身体の悩みは「仕方がないもの」と片づけられてきた。しかし、世の中の価値観が変化し、パートナーとの出会いも増えた今、高齢になってから直面する悩みも出てきている。
そこで性器の治療や整形を選ぶ人たちの背景には、「性交渉がしたい」という単純な欲求だけではなく、誰かともう一度向き合いたい、関係を築きたいという思いもある。年齢を重ねても人生は最後まで続いていくのだ。
<取材・文/松本果歩、編集/藤井厚年>
【松本果歩】
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA

