<高松宮記念>“3強決着”ではない?短距離なら「川田>ルメール」と言い切れる理由
川田騎手といえば競馬界屈指の腕っぷしの強さが魅力のジョッキー。馬上で見せる派手なアクションは、折り合いをより重視するルメール騎手や武騎手のそれとは一線を画す。
いい意味でも悪い意味でも“馬を支配する”タイプの騎手といえるが、それが長距離戦では仇になることも少なくない。逆に短距離戦では、それがプラスに転じているのだろう。
◆ルメールの弱点はスプリント戦?数字が示す意外な傾向
実際に、ルメール騎手が国内のスプリントG1を勝利したのは、2019年と20年のスプリンターズSだけ。高松宮記念は海外競馬とバッティングすることも多く、騎乗回数自体が4回と少ないが、【0-1-1-2】と勝利がない。スプリントG1なら「川田<ルメール」という図式が成り立つといっても過言ではない。
◆白毛一族の物語も後押し、ママコチャG1制覇なるか
近走はなかなか勝ち切れていないママコチャだが、この一族にはうれしいニュースもあった。ママコチャ自身は鹿毛だが、母がブチコなので、白毛一族の一員。つまり、白毛のアイドル、ソダシは1歳上の姉に当たる。
そのソダシに第2子が誕生していたことが発表されたのが26日だった。ママコチャが高松宮記念で2つ目のG1タイトルを獲得し、姉の出産をお祝いすることができるか。今年の高松宮記念は、ナムラクレアじゃない方の7歳牝馬に注目したい。
文/中川大河
【中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。
