ラストランで悲願のG1勝利を目指すナムラクレア

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 「高松宮記念・G1」(29日、中京)

 悲願のG1初制覇を狙うのがナムラクレアだ。高松宮記念では3年連続2着。あと一歩のレースが続くなか、7歳になったが、衰えは見られず、この中間も順調に調整。ラストランとなる今回は、かつての主戦騎手・浜中が騎乗する。強い信頼関係で結ばれているコンビで有終Vを目指す。

 “四度目の正直”へ。3年前の高松宮記念初出走から、3回連続で銀メダルのナムラクレア。当初は6歳での引退が濃厚だったが、G1を勝たせたいと、ラストランを今回まで延ばした。何とか有終の美を−。その大事なレースを陣営はかつての主戦・浜中に託した。

 「乗ったことのあるジョッキーが良かったし、やっぱり彼に乗ってほしい。大歓迎です」と担当の疋田厩務員。当初はルメールが今週のドバイに遠征する予定があったため、高松宮記念には乗れなかった。鞍上が空白となった時、厩舎スタッフが推したのが浜中だった。「やっぱり彼で勝ちたい」。24年キーンランドC(5着)以来のコンビ結成。クレアのことを一番分かっている騎手は浜中以外にいない。

 久々にまたがった2週前追い切り。栗東坂路で4F51秒5−11秒6の猛タイムをたたき出し、「相変わらず、すごい動き」と浜中は絶賛した。1週前も坂路で馬なりながら4F51秒7−11秒7をマーク。「先週よりさらに良くなりましたし、7歳になりますが、衰えは全く感じないです」と好感触を口にした。

 これまでG1を10戦して2着3回、3着4回。2歳夏から7歳になるまでトップレベルのパフォーマンスを維持してきた。「本当にすごい馬だと思う。いい形で最後を終えたいですね」と疋田厩務員。劇的フィナーレへ、万全の態勢で臨む。