生産品質の面では、360度スキャンカメラシステム「イーグルアイ」を製造工程に初めて導入。これにより塗装の塗りムラや剥がれを高精度で検知し、パネル間の段差や組付け精度に対しても従来より厳しい基準を適用している。先進運転支援システム(ADAS)についても、雨滴や泥、強い日差しによるセンサーの誤検知を防止する新ソフトウェアを採用した。内装では、従来のブラックに加え、ダッシュボードやドアパネルにレッドステッチを施した「レッドナチュラルレザー」を新たに設定。操作系にはステアリングヒーターとシートヒーターを即座に起動できるショートカットボタンを追加し、直感的なインターフェースを構築している。グレード構成は、ファブリックシートの「Sprint」と、レザーシートや専用20インチホイールを備える上級の「Veloce」の2種。価格は、Sprintが599万円、Veloceが653万円。

魅力あふれる限定車2モデル

またアルファロメオは、高性能スポーツセダン「ジュリア」とSUV「ステルヴィオ」の限定車「クアドリフォリオ コレッツィオーネ」を併せて発表した。このモデルは、1963年の「Giulia Ti Super」発売にちなみ、世界限定わずか63台のみが生産される希少な仕様である。日本市場への割り当てはジュリア11台(左ハンドル7台、右ハンドル4台)、ステルヴィオ2台の計13台。その希少性から抽選販売の形式がとられたが、ジュリアの11台については発表と同時に完売となっている模様。

最大の特徴は、33 Stradaleの専用色「Rosso Villa D'Este」を再構築した特別なボディカラー「コレッツィオーネ レッド」である。ジュリアは黒味の強い深い濃赤色でセダンの精悍さを強調し、ステルヴィオは力強いプロポーションに調和する鮮やかな赤色で塗装される。外装には、カーボンミラーハウジングやカーボン加飾フロントグリル、サイドスカートなどを随所に配し、ジュリアには専用のカーボンルーフを装備することで軽量化と低重心化を図っている。

足回りには、Brembo製ブラックキャリパーに、アルミニウム表面に強固な酸化皮膜を形成するアノダイズド加工(アルマイト加工)を施し、赤いブランドロゴを配置。この加工はレース由来の技術であり、マットな質感と高い放熱性・耐久性を両立させている。さらに、高速域での圧倒的な制動力を確保するためカーボンセラミックブレーキディスクを標準装備した。パワートレインは2.9L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力510PS、最大トルク600Nmを誇る。また、電子制御機械式セルフロッキング・ディファレンシャルにより、左右輪への最適なトルク配分を実現している。内装はドアパネルやセンターコンソールに赤いステッチを施し、ヘッドレストには「Collezione」の文字と車両ごとのシリアルナンバーを刺繍。ステアリングホイールはカーボンファイバーとレザーを組み合わせた専用品を採用している。

価格は、GIULIA Quadrifoglio Collezioneが1963万円、STELVIO Quadrifoglio Collezioneが2010万円。