為替相場まとめ2月9日から2月13日の週
NY市場では、ドルが売られた。米小売売上高が予想外の横ばいとなり、FRBの年内3回の利下げ期待が復活。ドル売りが加速し、ドル円は154円台前半まで下げ幅を拡大した。ラトニック商務長官の「現在のドル水準はより自然」というドル安容認とも取れる発言や、中国の米債保有縮小要請の報道もドル安を後押しした。ユーロ円は戻り売りが強く183円台に下落。ポンドは政治不安の完全な幕引きに至らず、英中銀の追加利下げ観測も相まって、210.50円台まで一段安となった。
(11日)
東京市場は建国記念日のため休場。
ロンドン市場は、アジア市場からのドル安・円高の流れを引き継いだ。前日の米小売売上高の弱さやラトニック商務長官のドル安容認発言を受け、ドル円はロンドン朝方に152.80円まで急落。大幅な円高となった。欧州勢参加後は153円台を回復したが、戻りは鈍い。市場の関心は22時半発表の米雇用統計に集中しており、事前の雇用関連指標の弱さから警戒感が強く、ドルの上値を抑えた。クロス円もアジアでの急落後、小幅な反発にとどまった。
NY市場では、ドル買いと円買いが交錯。1月の米雇用統計を受けて乱高下した。非農業部門雇用者数(NFP)が13万人増、失業率4.3%と強い結果になり、直後は利下げ期待の後退からドル円は154.50円台へ急騰。しかし、円ショートの解消圧力が勝り、すぐに152.50円台へ急落した。ユーロドルは戻り売りに押され1.18ドル台へ下落。ポンド円は強いサポートだった210円を割り込み208円台まで下落。5月の地方選挙を控えた政治リスクや利下げ観測から、ポンドの先行き弱気見通しも浮上した。
(12日)
東京市場で、ドル円は、下に往って来い。午前は前日NY市場のドル売り・円買いの流れが継続。衆院選前に積み上がった円売りポジションの解消が進む形で、昼前には一時152.27円まで下落した。日本の長期金利低下や株高を背景とした「日本買い」などが円を支えた。しかし、1月27日の直近安値152.10円手前で下げ止まると、午後は一転して反発し値を戻した。ユーロ円は181円台後半、ポンド円は208円台後半へ買い戻された。一方、ユーロドルは1.1852ドルまで売られるなど、上値重く推移している。
ロンドン市場では円高が一服。ドル円は東京時間の安値152.27付近から153円台へと反発し、高値を153.55付近まで伸ばした。しかし、介入警戒感やポジション調整から上値も重く、その後は揉み合いが続いている。下値は心理的節目の152.00が意識されているもよう。ユーロ円やポンド円も買い戻され、ドルストレートは一時的なドル安を経て落ち着いた動き。英月次GDPは予想通りで、発表時の反応は限定的。前日の米雇用統計と明日の米CPIに挟まれて方向性はハッキリしない。
NY市場でドル円は下げ渋ってはいたものの、152円台での推移。ドル円はボラティリティの高い相場展開が続いているが、本日も値幅を伴って上下動した。本日の上下のレンジは1円50銭程度。東京時間に152円台前半まで下落していたが、その後は153円台後半まで買い戻されていた。ただ、NY時間に入って再び下値模索の展開となり、152円台に下落する展開。
(13日)
東京市場でドル円は朝方152円67銭を付けた後、不安定な振幅を経てドル高円安がやや優勢となった。仲値通過後に153円30銭台まで上昇。上昇一服後は昼過ぎにかけてドル売り円買いとなり、田村日銀審議委員の利上げに前向きなタカ派姿勢もあって152円80銭台を付けたが、その後再びドル高円安となり、153円での推移となった。ユーロ円は午前の円安局面で181円94銭を付けた後、昼過ぎにかけてのドル売り円買いに181円40銭割れまで売られた。その後181円90銭まで上昇と午前の高値をトライする流れも、買いは続かず。ユーロドルは1.18台後半推移。午後に入ってやや上値が重く1.1857を付けた。
