米の計量、世界と比べてどう違う? 米の単位「合」の由来とは【眠れなくなるほど面白い 図解 米の話】
米の単位「合」はどこからきた? 海外での単位は?
「体積」の文化は日本だけ?
ご飯を炊くときによく使われる「合」は日本独自の体積の単位です。1合は約180mで、米の重さで約150g、炊き上がると茶碗2杯分ほどになります。
この「合」は、もともと古代中国の尺貫法に由来し、1升は10合、1合は10勺という体積の単位でした。日本では豊臣秀吉が太閤検地で京枡を基準にし、江戸幕府が一升枡=10合の規格を全国に定着させました。計量カップの標準サイズが180ml なのは、この一合枡の名残です。
重さを正確に量るには道具が必要ですが、体積なら枡ひとつで簡単にはかれます。昔は炊飯器がなく、水と米を同じ容積に揃えるだけで十分だったため、道具も手間もかかりませんでした。こうした実用性から、米の計量には体積が使われるようになり、日本では「合」が文化として根づいていったのです。
一方、発祥地の中国では、今ではグラム単位で米を量るのが一般的です。家庭では、あらかじめ米の量をはかりにかけてから炊飯器に入れるスタイルが広く定着しています。アメリカでは「カップ(約240ml)」が使われ、フランスではデジタルスケールでの計量が主流です。日本の場合、米袋は「5kg」など重さで表示されていますが、容積と重さが場面に応じて使い分けられているのもおもしろいところです。
1合って? 尺貫法で見る米の単位
1合は約180ml。米の重さでいえば150g ほどになり、炊き上がると茶碗2杯分くらいになります。
世界では米をどうはかる?
海外では米は主に重さ(g・kg)ではかり、アメリカの「カップ」は料理全般の目安で炊飯専用ではありません。フランスや中国でも重さ表示が一般的です。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 米の話』著:トキオ・ナレッジ
