倉木麻衣が“国際女性デー”に合わせ石川県訪問、被災地でもアカペラで歌届ける
立命館大学在学中に対談した、ノーベル平和賞受賞の環境保護活動家、ワンガリ・マータイ氏に感銘を受け社会問題を強く意識し、現在まで、カンボジアへの寺子屋建設プロジェクトや被災地支援等の継続した社会貢献活動を行なっている倉木。
そして昨年3月より、被災地支援と石川県での「国際女性デー HAPPY WOMAN FESTA」開催を目標としたプロジェクトのパートナーとして、クラウドファンディングのサポートを行なっており、今回待望の石川訪問となった。
イベント前日の3月7日に石川県庁を訪れた際には、馳浩石川県知事とも対面。倉木が昨年末にデビュー25周年を迎えたことを知った馳知事からは、「歌手として25周年であればファンの世代が幅広いですよね、いろんな世代の方がいるので、ジェンダーに対しての捉え方も違うと思うけれど、みんなが力を合わせてより良い時代を築けていけるといいですよね」という話も。
そして、「能登手毬や穴水の牡蠣など、美味しいものもぜひ発信してもらいたい、そして倉木さんのファンの皆さんにも楽しんでもらえたら」という話を受け、倉木からは石川の特産物を歌詞に盛り込む案も飛び出た。
その後、輪島市の南志見地区に昨年末できたばかりの南志見市場を訪れた倉木。能登を元気に、能登に再び人を集める活動に尽力する“奥能登元気プロジェクト”の奥田和也代表より、同席した輪島市の坂口茂市長と共に、被災からこれまでの歩みについて説明を受けた。
震災直後の南志見地区は傾いている建物がほとんどで、この日金沢からの道のりで倉木も通ってきた国道249号も塞がった。それでもなんとか復興を、という矢先に水害が起こったという。
今も被災が分かる建物や道路が多く残る現状を実際に目にしていたものの、それでもスクリーンに映し出された震災直後の写真などと比べると、現地の人たちの尽力で変わってきていることを知り、そして、前を向いて歩む地元の人たちの姿を目の当たりにした倉木は、それを踏まえ、湧き出る思いをゆっくりと語った。
「あの震災からいろんな変化があったと思います。悲しみを乗り越えなきゃいけない時、まずは泣いていい、しっかり泣いて、その後、乗り越えた時に幸せがその先にあると思います。喜怒哀楽全てを感じ、自分を責めずに、そのままでいいんだと受け入れていただきたいです。ここにくるまでとてつもない苦労があったと思います。この輪島の魅力をたくさんの人に伝えたいし、音楽で少しでも力になれたら。さらに元気な輪島になるビジョンが浮かんでいますし、皆さんの頭にも浮かんでいると思います。一人一人の前向きな気持ちが動かしていくと思うので、決して1人じゃなく、繋がって進んで行けたらいいなと思います。2006年にツアーで訪れた以来の輪島ですが、その時も皆さんが熱い情熱を持ってきてくれた記憶があります。今日もこういう時間を持てて、皆さんから逆に元気をもらいました。明日(8日)のライブ、この場所にもオンラインで中継がつながりますので、楽しんでいただけたら嬉しいです」

