蔡総統、米ロサンゼルスに到着 マッカーシー下院議長と会談、談話発表へ(右写真はfacebook.com/SpeakerMcCarthyから)

写真拡大

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は現地時間4日夜、中米2カ国歴訪の経由地、米ロサンゼルスに到着した。蔡総統は5日午前10時(台湾時間6日午前1時)にロナルド・レーガン大統領図書館でマッカーシー米下院議長と会談し、両氏は会談終了後に談話を発表する予定。台湾の総統が米国本土で米政府ナンバー3の下院議長と面会するのは初めて。

総統府の張惇涵(ちょうじゅんかん)副秘書長が4日、ロサンゼルスに向かう専用機内で同行記者団に明らかにした。会談は非公開で行われ、会談の前には記念撮影を行う。会談後、両氏は報道陣を前に談話を発表し、その後昼食を共にするという。

蔡総統は昨年8月3日に当時下院議長だったペロシ氏と総統府で会談しており、約8カ月の間に米下院議長と2度会談することになる。中華民国(台湾)と米国が1979年に断交して以来、総統が米下院議長と会談するのは3度目。

張氏は、歴代の総統が米国に立ち寄る際、米国の民意のリーダーや国会議員らといつも交流していたとしつつ、今回米国で下院議長と対面できるのは貴重な機会だと語った。今回が「(外交上の)突破」と言えるのかとの記者の問いに対しては「総統は安定の中で地に足の付いた外交を模索している」と答えた。

マッカーシー氏の事務所が出した取材案内には、蔡氏に「台湾総統」(President of Taiwan)の呼称が用いられた。

米政府系ラジオ放送局ラジオ・フリー・アジアの4日の報道によれば、蔡総統とマッカーシー氏の会談には、マッカーシーを含め、共和、民主両党の下院議員計18人が出席する予定。マッカーシー氏の事務所から提供されたリストには、下院民主党幹部会の会長を務めるアギーラ議員や、中国に関する特別委員会の委員長であるギャラガー議員(共和党)などの名前が記載されているという。

(温貴香/編集:名切千絵)