協定締結を喜ぶ(左から)仁坂吉伸知事、呉秉庭総経理ら

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(東京中央社)台湾でスマートホテル「CHECK inn」(雀客旅館)などを展開する敦謙国際智能科技(台中市)は1日、和歌山県と進出協定を結んだ。同社は和歌山県で会社を設立する。同社の海外進出は初めて。同社の呉秉庭総経理(社長)は、ホテルのスマート化の技術を日本に持ち込むことで、従来のホテルのフロント業務における人員不足の問題解決を支援できればと期待を寄せた。

調印式は和歌山県庁で行われ、呉氏と和歌山県の仁坂吉伸知事が協定書に署名した。

同社は台湾で11のホテルブランドを展開。管理、運営する客室数は3107室に上る。スマート化した管理システムを導入し、効率化やコスト削減を実現した。

呉氏は、クラウドサービスやビッグデータ、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)、ロボット技術を組み合わせ、客室予約システムを国際的なサービスとシームレスにつなぐことは今後のホテル業におけるトレンドになると指摘。同社の技術は、国際的なホテル予約プラットフォームと素早くつながり、客室を確保することが可能で、ホテル業にとって非常に大きな課題を解決できると自信をのぞかせた。

和歌山県に設立する新会社は来年5月に正式に始動する予定。15人ほどの従業員から始めるという。

仁坂知事は、同社がホテル管理システムを和歌山に導入した後で、日本で成功を収め、その成果を台湾に持ち帰る他、他国にも普及させてほしいと願った。

(楊明珠/編集:名切千絵)