洗車機を使えば車の汚れを簡単に落とすことができます。しかし、中にはボディに傷が付いてしまうほどパワーがあるものも。オープンカーの布製の幌などが破れてしまわないか不安です。

オープンカーで洗車機を使ってはいけないのでしょうか?

洗車機でオープンカーの幌が壊れる可能性は?

ガソリンスタンドや洗車場に設置されている洗車機には、使用可能車種が表示されているほか、「〇〇装着車禁止」などと説明看板を置いている場所が多く見受けられます。

しかしソフトトップ仕様のオープンカーの場合、車両の取扱説明書に、洗車機の使用NGの旨が記載されていることが一般的です。

例えば、幌を使ったソフトトップ仕様がラインナップされているマツダ ロードスター車両の取扱説明書によると、ソフトトップ仕様では「自動洗車機や高圧洗車機を使用しないこと」と記載されています。文面で所有者に”洗車機は使えない”と明記しているのです。

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SNSをはじめとしたインターネットをチェックしていると、「ロードスターの幌ソフトトップ仕様で洗車機を使ってもトラブルにならなかった」、などのコメントも散見されますが、大切な愛車を故障させたくないなら、”注意事項”は守るべきでしょう。

壊れた幌の理・交換費用は高額になりがちです。ロードスターの幌を交換するには、10万円以上の予算が必要になることもあります。

さらに、メーカー(マツダ)側が、「洗車機の使用はNG」と明確にしているだけに、故障した際の責任は所有者にあるとされ、メーカー保証の対象外となる可能性も。

ソフトトップ仕様のオープンカーを洗車機に入れる際は、自己責任となることを覚えておく必要があります。

洗車機を使っても故障の心配が少ないオープンカーが存在する

一方で、洗車機を使用しても故障の心配が少ないオープンカーが存在するようです。

コペンに使われているのは「電動ハードトップ」。アルミニウムで作られているため、幌より劣化が少なく耐水性に優れているのが強みです。

代表的な車種は、ダイハツのスポーツタイプ軽自動車「コペン」。軽自動車ジャンルで希少価値の高いオープンカーで、根強い人気があるモデルです。

ダイハツ コペンの初代、2代目に使用されているオープントップは電動式、アルミニウム製

ダイハツの公式サイトに掲載されている取扱説明書をチェックすると、「洗車機使用禁止」と書かれている文面がありませんでした。「自動洗車機を使用するとき」と「高圧洗車機を使用するとき」と2つの項目があり、”高圧洗車機を使う際はルーフの開閉部分を洗車しないこと”と書かれていた程度です。

これに関して近所にあるダイハツのディーラーにて販売スタッフに尋ねると「説明書通り、コペンは自動洗車機での洗車にも対応しています。ただし、ボディに傷がついてしまう危険はあるので、手作業で洗車するのがおすすめです」とのこと。

オープンカーのお手入れを最低限の手間で済ませたいなら、コペンは最適な選択肢となりそうです。

手洗いでも油断は禁物!安心できる洗車方法とは

オープンカーを安心して洗車するためには、手洗いでも以下の2つに注意しましょう。

水を使う前に、柔らかめの毛が使われているブラシで幌の汚れを取り除く ボディと幌の境目に直接水をかけない
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幌を使ったソフトトップ仕様は、手洗いでも丁寧に作業を進める必要がありそうです。ブラシで幌についた汚れを落としてから水を幌にかけることで、効率よく洗車が進められます。

また、ボディと幌の境目を避けて水をかけるのも重要なポイントとなります。隙間から車内やトランクに水気が入り込み、濡れてしまう恐れがあるからです。

オープンカーは、開放感を味わえるのが強みです。反面、幌を使ったソフトトップ仕様であるならお手入れが難しく感じるかもしれません。しかし、愛情を込めて洗車に取り組んだあとのドライブは満足感と達成感を感じられるでしょう。